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アールヌーヴォー「繊細な美しさ」

アールヌーヴォーは19世紀末に、繊細な美を追求するように生まれました。

ヴィクトリア朝に代表される旧体制の堅苦しさへの反動、

東洋、特に日本の文物がもたらした一種のエキゾティシズムの影響、

さらには19世紀という時代の古いものを捨ててしまいたいという思いが、

それまでの、まず役に立つこと、そして必要なら美しく、

という主張への過度なまでの反動として、

まず、美しく、そして必要ならば役に立つものであってもよい、

という主張をもったものだったようです。

アールヌーヴォーの特徴は、曲線です。

流れるような、それまでの左右対称という伝統的な形にはまらない、

デザイン、モチーフをつないで流れる曲線、鋭角がほとんど見られません。

これほどまでに曲線が重視されたのは、人々が曲線の中に、

激しい動き、若々しさ、ヴァイタリティのある情熱を感じ取り、

それまでの固定化された社会に対しての反抗のシンボルだったに違いありません。

それが、
第一流の骨董品扱いされているアール・ヌーヴォーと呼ばれる芸術です。

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