俳優はいつだって油断できない
【俳優として日常をどう生きるか】
これって超大事なわけ
で、よく「人間観察が好きです」って人けっこういますよね。
とても大事なことです。人間に興味ない人が俳優をできるわけがないしね。
他人に対してアンテナを張るのはとてもいいんですが、
常に自分に対してアンテナを張っていることも
引き出しを増やすことに繋がります。
例えば食事中
どんな風に食べてる?
感情や状況、体の状態によって食べ方・居方に違いがある?
箸をつける順番は?
食べ方の違いによって他人に与える印象の違いなどをよーく考える。
それを引き出しに入れて、いつでも取り出せるようにしておくんです。
そんなことを、食事に限らずどんな場面に対してもやってみると
自分の役作りの助けになりますよよ。
ところで、今回食事を例にしましたが
作品の中で、食事のシーンって重要な意味を持つことが多いです。
映画を観るときなどに気にしてみてください。
そして自分が何かを食べるシーンを演じる時には、
それがどんな意味を持つのか考えて、大事に演じてください。
見てる人は見てるし、
けっこうそんな小さなことが積み重なって
「あの人の芝居なんかすげえリアリティある」
ってことになってくるんです。
「普段の努力を不断の努力としよう」
では!