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【声劇】ドライブデート(2人用)

利用規約:https://note.com/actors_off/n/n759c2c3b1f08
♂:♀=1:1
約10分~30分
上演の際は作者名とリンクの記載をお願いします。

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【登場人物】

ユウキ♂:彼氏

リナ♀:彼女

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(車の扉を閉める)(エンジンをかける)

ユウキ:「お待たせ♪」

リナ:「ううん、全然♪」

ユウキ:「それじゃ、行こっか♪」

リナ:「うん♪ どこ行くの?」

ユウキ:「う〜ん……どうしよっかなぁ〜」

リナ:「えぇ何ぃ〜w どこ行くか教えてよぉ〜w」

ユウキ:「ゴメンゴメンw ちょっと遠出にはなるけど、夜景の綺麗な所を見付けてね♪」

リナ:「夜景〜!! イイじゃんイイじゃん♪ 行こっ♪」

ユウキ:「おう♪ それじゃ〜出っ発──」

リナ:「──進行♪!!」

(走り出す)

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リナ:「連休明けなのに、車混んでるねぇ〜……やっぱ休みをズラして遊びに行く人って多いんだろうねぇ」

ユウキ:「みんな、考える事は一緒か」

リナ:「あ……1キロ先、9キロの渋滞みたいだよ」

ユウキ:「マジか……下道したみちを行った方が早く着くかなぁ〜……」

リナ:「かもねぇ〜……あっもうすぐ出口があるよ♪」

ユウキ:「おっ、んじゃそこでとりあえず降りとこっか♪」

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ユウキ:「ほいほい…… (ウインカー) ちょいと通りますよぉ〜……っと」

リナ:「えっ止まるの?」

ユウキ:「うんw ちょっとコンビニ寄りたかっただけw」

リナ:「あ〜っネ♪」

ユウキ:「──よっ……と (サイドブレーキ) 飲み物買ってくるけど、他に何かいる??」

リナ:「あ〜……だったらついでにお願いして良い♪??」

ユウキ:「うん、何何?」

リナ:「単三電池♪」

ユウキ:「電池ってw」

リナ:「だってぇ〜なかなか買いに行く事って無いからさぁ〜w
思い付いた時に買っとかないと、忘れるでしょw」

ユウキ:「んまぁ〜確かに電池って、忘れがちではあるねw
OKOK♪ 単三で大丈夫??」

リナ:「うん♪ ゴメンね///」

ユウキ:「良いよ良いよ♪ じゃあ、ちょっと行って来る」

リナ:「うん、行ってらっしゃい♪」

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ユウキ:「おぉ〜? ……この信号かな……?」

リナ:「あぁ〜えっと、次の信号を右みたいだよ」

ユウキ:「あぁ次の信号かw 」

リナ:「大丈夫?」

ユウキ:「ん? 何が??」

リナ:「ずっと運転してるから……疲れてないかなぁ〜って……」

ユウキ:「あぁ〜、大丈夫よん♪」

リナ:「連休中もずっと仕事だったじゃん……それなのに、車で遠出までして──」

ユウキ:「仕事とこういうドライブは違うってw
車は気分転換に最高だしねぇ♪ 大丈夫よん♪」

リナ:「なら良いんだけど……辛かったら、ちゃんと休憩してね」

ユウキ:「分かってる分かってるw ありがとっ♪」

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ユウキ:「下道したみち、終了!!」

リナ:「高速っ復帰!!
渋滞してた所も、もう越えてるみたいだね♪」

ユウキ:「こっからゴールまで、一気に行っちゃうよぉ〜ん♪」

リナ:「いぇ〜い♪」

ユウキ:「BGMでもつけちゃう♪? 気分でも上げちゃう♪??」

リナ:「良いねぇ〜♪ あっそれだったら私歌う♪!!」

ユウキ:「おっ歌っちゃう♪ 良いねぇ良いねぇ〜!! 何歌っちゃう♪?」

リナ:「えぇ〜♪ じゃ〜あ〜……ゴホン
『 (知っている子守唄でOK) ねんねぇ〜ん♪ ころぉ〜りぃ〜よぉ〜♪ おこぉ〜ろぉ〜りぃ〜よぉ〜♪』」

ユウキ:「なんで子守唄!? 運転中は絶対にダメでしょw」

リナ:「そっかぁ〜w」

ユウキ:「別の曲別の曲w 気分がガンっと上がる様なやつぅ♪」

リナ:「う〜ん♪ 何があるかなぁ〜w」

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リナ:「山道に入ったから、もうすぐだね♪」

ユウキ:「うんうん、細い道が続くから、恐いねぇ〜っとっと……
でもまぁ〜結構他の車とかもあるねぇ〜」

リナ:「みんな夜景見に来てるのかな?」

ユウキ:「そうだろうねぇ〜……こんな所、夜景しか無いだろうしw」

リナ:「ほんとソレw あ、そこ左に行ったら駐車場みたいだよ」

ユウキ:「あっ本当だ♪ おぉ〜? ……うん空車になってるな」

(車を止める)

リナ:「お疲れ様♪」

ユウキ:「こちらこそ♪」

リナ:「じゃ〜案内を終わるね♪ 夜景、楽しんで来て♪」

ユウキ:「うんっありがとっ♪」

(電源が落ちる音)

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(会議室にて)

ユウキ:「──というのが、当社のカーナビゲーションシステムの新機能『AI彼女』でございます。
彼女としての自然な会話の流れから、道案内、渋滞情報、電池の替え時、ドライバーの休憩をうながすなど、適切なタイミングでナビゲーションしてくれる。
1人でも、擬似的ぎじてきに優しいAI彼女と楽しいドライブが出来る。
他に類をみない、最高のカーナビゲーション!!
新しい時代のシステムとなっております。
いかがでございましょうか?」

リナ:「ん〜……むなしくないですか?」

ユウキ:「とっても!!」

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