見出し画像

映画「キラーズオブザフラワームーン」

2023

12/24(日)

クリスマスイブに、急遽予定が空いてしまったので、このタイミングしかないと思って、友達に電話をかけた。16時に電話をかけたのに寝てた。

飲み会が朝の10時まで続いたらしい笑

とりあえず、ある特定のラーメン屋に誘えば友達は大概来てくれる。最近社会人になってせっせと働いてるみたいだけど、ラッキーなことに日曜日だから彼はオフだった。あざす。

でも、自分とは違って彼のコンディションはそこまで良くない笑 ちなみにこの映画は、200分以上ある。だから、上映開始の時間だけ伝えて、上映時間は伝えなかった。

ポップコーンは流石に奢った。
俺も食べたけど。笑



やっぱり面白い映画ってすごい。

時間を感じなかった。
それ程に、素晴らしい世界観で、芝居のやり取りが緻密で、物語の進む早さが絶妙だった。

彼も一切寝ていなかった。

この作品は、演者の芝居は勿論良いんだけど、絶対的にシーンの絵が抜群に面白い。

そこに、論理的な根拠は無いんだけど、
一つわかるのは、
決して物語の進みが早いわけじゃない。でも、一つのシーンを、見逃してしまうだけで多分この作品には置いて行かれてしまう。それ程、各シーンの重要性と情報量が多い。

だから面白い。
飽きる時間がない。
惹きつけられる。

そして、その面白さを表現してるのは、紛れもなく演者なわけで、このスコセッシディカプリオデニーロのタッグは素晴らしい。楽しみにしていたけど、遥かに期待を超えた。


ディカプリオの、あの頼りなさ。
でも彼には誰にも負けないほどの愛情と真っすぐさがあって、それこそがこの作品の魅力だと思う。

実話ならではの説得力とリアリティーがあって、
考えさせられる。

何故、そこまでお金を欲するのか。

僕が思うに、
お金で買えるものは、お金を払うまでに価値があって、魅力を感じるものだと思ってる。

例え、お金から発生した感謝や義理も、価値持つのは恩恵を受けた側であるべきだと思う。与えた側が、価値を持たないからこそ、受けた側が価値を感じるのだと僕は思う。

だから、
とても哀れだと感じた。

そんなにも、欲するものなのだろうか。
欲する価値があるのだろうか。

ただ、お金が最低限必要なのは分かってる。
生きていく為に。
だから人は一生懸命に、働く。
そして、その中でできる人と人との繋がりがやっぱり素敵なのだと僕は思うし、そう信じたい。

だからこそ、お金と大切な人の存在を天秤にかけた時に出す、ディカプリオの答えが全てだと思う。

そして、それが、この世を生きていく為の答えであって欲しい。

あの時の、モーリーの嬉しそうな表情は忘れられないと思う。とても良かった。

モーリーは絶対、この作品の中で一番辛い。
(作中の中のディカプリオの奥さん)

彼女の悲痛の叫びは、エグいほどに心に突き刺さった。

それでも、あの表情をするんだもんな。
あの表情だって、絶対お金じゃ買えない。
心と心の関係って、本当に凄いと思う。

素敵なんだよなぁ。
それでも、この世はお金なのかぁ。
愛であって欲しいんだよ。



目の前にいてくれる存在は、やっぱり一番大切にするべきだと、そう思う。

僕の友達は、上映中、一度だけ、ポップコーン食べる?というニュアンスのジェスチャーをしてくれた。

それまでも何度か彼の方に僕が手を突っ込んで勝手に貰ってはいたんだけど。結構腕を伸ばさないといけないから労力を使う。
だから、
優しいなと思った反面、なるほどなと思った。

何故、そのジェスチャーをしてくれたのか。

もう中身が入ってないから。

まあそんな感じの友達なんだけど、
そういうところが好きだ。

これからも大切にしたい。


改めて、ディカプリオを好きだと感じたクリスマスイブだった。彼の声が、特に好きだ。そしてあの純粋さ。芝居が好きなんだろなぁ。そこもとにかく好きだ。彼に少しでも近づける様に、僕はもっと努力しないといけない。

そして、ふと、僕はマーティン・スコセッシ監督の作風は結構ブッ刺さるのかもしれないと、新たな可能性を感じた。。。



最後まで読んでくださって、
ありがとうございました。

良いクリスマスを。


みどりやいずK




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?