二つぶのドングリに願う生きる力
気温の変化が激しかったGW。
4日前はパウダースノーを滑ったというのに、今日は桜前線が一気に駆け抜けているニセコです。
以前、記事にした洞爺地方にある有珠善光寺は、知る人ぞ知る桜の名所。
一度その時期に訪れてみたいなぁと思っていたので、仕事の合間を縫って出かけてきました。
善光寺のことを書いた記事がこちらです。よかったら読んでみてくださいね。
ああ〜
時すでに遅し…
残念ながら葉桜になりつつあり(涙)
例年だとGW明けが見頃なのに、今年は暖かい日が多く一気に咲いて、一気に散ってしまったらしいです。
トボトボと歩きながら、大好きな巨木の森へと足を運んでみました。
すると老木ミズナラの葉が少しずつ開き始めていて、「わしゃまだ生きとるよ!」という生命力が、それはそれは見事でした。
人間でいえば、しわくちゃなご老人だと思います。
それでも新しい生命を産むために、枝を伸ばし葉を開かせている姿は感動的で言葉もありません。
3年ほど前、友人の庭に落ちていた二つぶのドングリをもらいました。
ミズナラのドングリです。
そのドングリからは、ほんのちょっとだけ芽を出していたので、最初は水につけて「育つといいなぁ」と眺めていました。
観察していると少しずつだけど枝が伸びてきたので、そのうちポットに植えたりして。土は生まれた場所がいいかなーと思い、友人宅のお庭の土をもらいに行き、まるで赤ちゃんを育てるように見守っていました。
一昨年、一軒家に引っ越しをしたのをキッカケに、地植えに移し替え、冬は雪囲いをし、それはそれは大切に育てているのですが。
まだ決して幹とは言えないほどヒョロヒョロちゃん。
小枝チョコより細い(笑)
このミズナラちゃんが有珠善光寺の大木のようになる日は、いったい来るのだろうか?
それでもですね。
Baby stepsのようだけど、一年ごと確実に空へ空へと伸び、大きくなるんだ!生きるんだ!という声が聞こえてくるようです。
いつの日か大木になり、わっさわっさと枝葉を揺らしている姿を願い、この夏もせっせと水やりをしよう!と誓ったのでした。
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