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本当の実力がわからない大人たち

今日は何やら刺激が強く上から目線的なタイトルになりましたが…
転職の相談でお会いして一番困ることで、しかも人数も多いのが自分の価値や自分の強みを意識していない方です。


転職希望者の実態とは

私は、40代以上の転職希望者の方々をメインに日々面談で接していて、面談者の転職市場価値がたくさんの方との比較ができるためにある程度見えています。(もちろん絶対的な評価はあり得ないと思いますが。)いわゆるその筋のプロと自分では認識しています。

履歴書をいただき、そこからZOOMなどで実際にお話ししてみると、大企業でご自身の力と努力でとても素晴らしい実績を上げた方もいらっしゃいますが、一方大変失礼ながら中にはご自身が思うほどそれほど価値の高くない仕事をしている方や、シビアな言葉で言うと会社のお荷物になっている人が存在しているのは確かです。

どうみても年収800万はもらいすぎ、と言わざるを得ない方々。会社を辞めなければそれで良かったのですが、何かの理由で転職すると中には半分になっても仕事がない方もいます。ところがそれが他社との比較ができないのでわからない。きっと社内では800万でも同期よりかなり少ないと思っているのでしょう。

このような人が、自分を客観視できないといつまでも転職できないことになります。

意識が変われば流れが変わる

もちろん転職をお手伝いする身としては、その事実をお伝えするのもつらいのですが、恐らく多くの人材エージェントは条件の厳しさから真剣にはお相手にせずにお引き取り願っています。

自業自得と言えばそれまでですが、私はせっかくお会いした方が誤解したままお帰りいただくのを良しとは思いません

願わくは、こちらの気持ちを察して自分の現実に気がついていただきたいと思い、敢えてお話しすることもあります。(ぜひ真剣なアドバイスとして受け止めていただきたいと思います)誰でも耳の痛い話しは聞きたくないものですが、それが感じたままの無責任な意見なのか、有益なアドバイスなのかわかっていただきたいと思います。

わかっていただける確率はかなり低いのですが。ごく稀にこちらの気持ちと伝えたい意図を理解していただける方と出会います。潔く自分を直ちに変化させる姿勢に、心から応援する気持ちが湧いてきます。

意識が変われば、流れは大きく変わります。自分の強みを理解することで、働く意欲が湧いてきたり、自分自身のあるべき姿が見えてきます。
そして時にご自身にとって大きな自信につながることで日々の生活にも張り合いが出ることもあるでしょう。

自分自身がどうなっていきたいか、それを把握するためにも皆さんもぜひ自分自身の「弱み」も「強み」を見つけていきましょう。もしもご自身で見つけることが難しければ、ぜひお手伝いさせて下さい。あなたの転職が人生を素晴らしくする第一歩となりますように心から願っております。


海老一宏(えび かずひろ)アクティベイト株式会社代表取締役社長。中高年専門の転職エージェント、プロフェッショナル人材採用の戦略コンサルタント。内閣府プロフェッショナル人材戦略事業セミナー講師。面談実績は8,000人以上業界20年以上の実績で転職をサポートします。 「40歳からのサバイバル転職成功術」をはじめ著書5冊を出版。経験を新しいステージへ”キャリア・リボーン”をモットーに中高年が活躍する社会を目指します。

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