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計画性ゼロ!カナダ移民珍道中

こんにちは。カナダ在住留学カウンセラーのマユミです。
今回は私のカナダ移民申請にまつわる体験談をお話しします。

最初にお断りしておくと、私は計画性ゼロで移民プロセスを進めました。
なので、私の経験は反面教師として参考にして頂ければと思います(笑)!

↓私のカナダ移民への道のりはこんな感じでした。

  1. ワーキングホリデーでモントリオールに渡航

  2. トロントに移動

  3. 留学カウンセラーになる

  4. 学生ビザを取得

  5. 留学カウンセラーとして再就職決定

  6. 就労ビザへ切り替え

  7. カナダ移民申請

※個人の経験に基づくお話ですので、参考程度にお願いいたします。

ワーホリは半年の予定だったけど…

私は2010年3月にカナダのケベック州モントリオールでワーキングホリデーを開始しました。
実は、その時の滞在予定はなんと半年間
しかも、モントリオールがフランス語圏ということすら知らなかったんです。

フランス語の話せない私は仕事探しも一苦労
結局、英語だけでOKなお寿司屋さんのサーバー(ホール担当)として働くことが出来ました。

※過去に3ヶ国ワーキングホリデーや留学で経験があったので、日常英会話力はありました。

そして帰国も近づいた5ヶ月目に、トロント、ナイアガラの滝、ニューヨークへ一人旅を敢行。
一瞬でトロントが好きになり、トロントに長く住んでみたいと思うようになったんです。

留学カウンセラーの仕事に出会った

すっかりトロントに魅了された私。
予定を変更して、ワーキングホリデーの残り半年間トロントに住むことを決定!

でも、元々半年の予定だったのでとにかくお金がない!
すぐにでも働かなければ!と、お寿司屋さんとカナダのコーヒーチェーンTim Horton’sで仕事を見つけるもあまり肌に合わず。。。

そこで出会ったのが、留学カウンセラーという仕事でした。
ラッキーなことに、今までの海外での経験や日本での接客業経験などが評価され見事採用!
トロント到着から30日目で留学カウンセラーになったのでした。


ここで出て来たビザ問題

留学カウンセラーとして、今までに経験したことが無いくらいの勉強と仕事をしました
大変だけどやりがいがあり充実した毎日でした。

しかし、やはり外国人が働く上で残念ながらビザはいつも問題になるんです。
私もワーホリの期限が切れるという理由で、泣く泣く留学カウンセラーを辞めることに。

それでもトロントに残りたかった私は、一度語学学校に入学し学生ビザを取得しました。

その期間中、就労ビザのサポートをしてくれるというオファー付きの、留学カウンセラーとしての採用が決まったんです♪


難関、就労ビザ申請に挑む

実はこの就労ビザを取得するって、移民をするより難しいのでは?という感じなんです。

移民は“今までの自分の成果をカナダに証明して、永住を許可してもらう”もの。

しかし、就労ビザは“今から自分がカナダに対して有益になるということを説得する”もの。

私は留学業界での経験からそういう基礎知識がありました。
迷うことなくカナダ公認の移民コンサルタントさんに就労ビザの申請はお願いしました
その後、無事に2年間の就労ビザが取得出来たのでした!

まさかの移民申請出来ない可能性が!

スキルドワーカーとしてカナダ移民申請を行う時に重要となるのがポジション(職種)

私の就労ビザについての補足

私は会社からサポートを受けてのビザ取得の為、会社がスポンサーとなっていました。
要は、この会社で働く限りはカナダでの就労が許可される、雇用者が限定されたビザでした。

そして、その会社でのポジション(職種)も明記(限定)されていました。
このビザに書かれているポジション(職種)が移民のポイントとして加算されないものであると、移民申請が難しくなります。

そんなある日、カナダ移民局からの発表が。
その内容は、私の就労ビザ上に書いてあるポジションでの移民を一時的に停止します!

いやいやいやいやいや!

今の移民者大歓迎!の政権とは異なり、保守派の政権は移民受け入れをあまり是としていませんでした。
その為、いくつかのポジションが移民申請除外対象になったのです。

幸いにも、この政策は1年で終了。
おかげで移民申請が出来る条件を満たす事が出来ました。

<ポイント>
カナダの公立大学やカレッジの卒業者が取得出来る就労ビザ“ポスグラ”だと、こういう事態は避けられます!


Express Entryを利用して移民申請

条件が整い、いよいよ移民申請。
新しく導入される予定だったオンライン申請システムExpress Entry (EE)には不安があり、あえて導入前に急いで紙ベースで申請しました。

ところが、あり得ない凡ミスで支払いが出来ず申請が却下されてしまったのです。。。
仕方なくEEで申請をし直したところ、なんと半年以内に晴れてカナダ移民を取得出来たのでした!

ノープランよりはカレッジ進学を!

私はラッキーが重なり、カナダ移民に成功しました。
しかし計画性が無かった為、何か一つでもタイミングがずれていたら…移民をする事は出来ず今頃は日本に帰っていたと思います。

現在は私が就労ビザを取得した時と比べ物にならない程、就労ビザは許可が下りにくくなっています。
しかし、公立カレッジや大学を卒業することで、最長3年間のポスグラの申請が可能です。

さらに、カナダ政府は2021年からの3年間で120万人もの移民を受け入れる旨を発表しています。
今後もこの移民歓迎の流れが続く事が予想されます!

正直なところ、公立カレッジの学費は安くありません。
でも、カナダ移民という夢を叶えたい方にはかなり有効な手段の一つであることは間違いありません!

カナダ移住へのプランを立てる上でのご参考になれば幸いです。

もっと詳しく?

↑あり得ない凡ミスについて、申請書類の詳細はこちらからご覧頂けます。