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素直になる経験、素直な自分はとってもつよい!

アクションポート横浜の卒業生を主人公として、大学生がインタビューする企画。第9弾は進藤栄梨子さん。
今回は関東学院大学1年生の4人が、OGである進藤さんに活動に関わったきっかけや活動への思いをインタビューしました。はじめての方は先ずコチラから。

進藤栄梨子(しんどうえりこ)
関東学院大学 2011年卒
大学時代、環境サークルHEPの代表として、クリーン大作戦、サンタプロジェクトに関わる。卒業後、アクションポート横浜の常勤スタッフとしてベイバイク事業の立ち上げに参画。現在は、1児の母をしながら横浜周辺の主として働いている。

学生の時に感じた“楽しさ”が今に繋がる

学生一同:本日はよろしくお願いします!まずは自己紹介を…私たちは全員関東学院の一年で…

進藤:あっ後輩なの!?みんな1年生に見えないねー笑、関東学院はシュッとした人がいなくて、結構純粋な子が多いからそこがいいと思う笑

堀越:確かに、心の中に白いキャンバスを持つ学生が多いです笑

進藤:この子は、あさひっていいます!よろしくお願いします!

あさひちゃん:(ぺこっ)

女子一同:可愛いー!!

進藤:ふふっ笑笑…えーと、私はアクションポートの学生スタッフではなく、関東学院の環境サークル(HEP)の一人として、アクションポートのいろんなイベント…例えば神奈川新聞花火大会で出たゴミを拾うのとか、サンタプロジェクトの清掃サンタなどに参加してました。基本的にはエコ系の活動でゴミ拾いをよくしてたかなー。

堀越:活動はゴミ拾いがメインだったんですね、活動を通じた人との関わり合いとかが楽しかったとか…?

進藤:ううん、私はゴミを片付けること自体が楽しかった!とにかくゴミ拾いが楽しい。今やってるインフォメーションの仕事もゴミ拾いに似てるの!街にある一つ一つの小さな問題を自分の手で取り除いて人に感謝されるってすごく気持ちよくて。当時活動で感じていた快感が今の仕事にもつながってるんだよね。

堀越:愛がすごいですね。

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田島:アクションポートとの繋がりとして面白かったことはありますか。

進藤:そうだね、アクションポートに関わる学生たちって、とても純粋な目で社会を見ていて、そこが好きだった!私たちはゴミ拾いに心酔してたから笑。
もっと優しい気持ちで社会に投げかけようよって活動してたことが私たちにとって新鮮であり刺激的で、普通の大学生目線に戻してくれるようなところがあったなって笑。どんな活動も人ありきだから、人の気持ちを大事にしようよって教えてもらった気がします。

自分にとっての“楽しさ”を見つけることの方が大事

堀越:私たち「これをしたい」って強い思いがなくて…今はアクションポートに漠然と関わってる感じなんですけど、将来のために意識しといた方がいいよーってことはありますか。

進藤:いろんな活動に参加したときに、活動に関わっていて、どの瞬間が好きだったのかってのを意識してちゃんと覚えてるといいと思う。何をすることが自分にとっての喜びなのか。それが段々見えてくると自分ってものを捉えることが出来るから、就活はもちろん今後の人生に役立つと思う。

堀越:好きを通して捉えるんですね。

進藤:この歳になってみると、自分の人生で何が楽しいかって思えることを探すことの方が仕事よりずっと有意義で。それが仕事とハマればきっともっと楽しいだろうし、仕事以外でも勿論いい。自分という人間は何をもって楽しめるのかっていうのを様々なイベント(刺激)からどう見つけ出していくかが重要かな。

うまく使ってやろう!が次へのステップ

堀越:社会に出て、大学の授業やサークル活動よりアクションポートの活動の方が役立ちましたか。

進藤:時と場合による!まず大学の授業もアクションポートでの活動も肥やしだと思っていて、アクションポートをうまく使ってやろうって。

一同:(動揺した顔)

進藤:いいの肥しで!笑 アクションポート側もそれでいいって思ってるから。なんていったらいいかな…所属や活動内容は重要じゃないと思う!ゴミ拾いもインフォメーションの仕事も結局私は人助けが好きだった。最終的にそれが分かればこれまでの活動に意味があったかなって。
結局、ぜんぶ自分が成長するためのステップでしかないし、自分を楽しませる材料でしかないと思ってる。結果、自分の活動が社会に役立ったら儲けもんって感じで。
意味のない人生を豊かにするのが人間の使命っていうか…。全部が肥やしだと思えばいいんじゃないかな。極端に言うとね。笑

堀越:なんかそのスタンスだったら苦しいこともなんでも乗り越えられそうです

進藤:んー、乗り越えらんない!!

堀越:らんない!?笑笑

進藤:うん、だから逃げたい時は逃げちゃう。

一同:笑笑

進藤:実際逃げた方がいいこともいっぱいあるから。若い人には何事にも立ち向かってとかみんな言うけど、世を渡っていく時は気をつけてって思う。
逃げることも経験ってね。笑

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そこは開き直って、自分にしかできないことを探そう

鷲尾:アクションポートで活動する中で沢山の学生と関わることが増えたからこそ気になったんですけど…関東学院生ならではの強みってあるんですか?

進藤:あるよ!横浜で活動してて、あなたどこの学生?って言われたときに、関東学院です!って言うと、私の上の子も関東学院なのよー!って。うちの父も関東学院でしたーとか。そっこらじゅうに関東学院生いるから、よしみで助けてくれる!

一同:あー笑笑

進藤:すっごいウェルカムで!みんな仲間だって思ってくれる。そこはもうずっと関東学院が横浜で活動やってきたのと、小、中、高、大ってあるおかげかな。

堀越:他の学生から比較とかってされなかったんですか?

進藤:あー、でも私たちは自分がバカだって思ってたから開き直ってた。

堀越:開き直ってた?笑

進藤:うん、だって偏差値かえらんないし。笑
授業や試験では偏差値ってとても気になると思うけど、活動には関係なかったから。それがある種、ボランティアや地域活動の魅力かも。私たちなりに頑張って関係者に認められるものを作るっていう機会は貴重で、そういった場では関東学院生としてポジティブな部分は活用して、あとは個人として関わったらいいんじゃないかな。

理想のリーダーより、相性のいいサポーター

堀越:進藤さんとてもしっかりしてる印象です…よく頼られますよね。

進藤:リーダーは確かにやってたけどしっかり系ではなかったよ。1番活動楽しんでるからいいよねって理由で。でもそういうリーダーもいていいと思う!大学のリーダーなんて別に誰がやってもなんとかなるから。もちろん気配りがうまい子や連絡がまめな子がリーダーになってもいいと思うけど、そうするとリーダーが孤立しちゃう。大切なのはリーダーと支える人との相性だと思う。補完しあうような。
よく私はミーティングの時にサクラを3人用意してて、その3人と作戦立ててめっちゃその3人に発言してもらってた。周りの子が発言しやすい雰囲気つくったりね。自分を楽しませるようにがんばると上手くいく。つまんないなって思うとほんとつまんないから!飲み会も。笑

取り繕うより、いまこの瞬間からはじめよう

進藤:なんか色々言いすぎてわかんなくなってきた。笑

堀越:どんなことを思って行動したらいいかっていうのがちょっと見えてきた気がします。

進藤:とても良いことを言ってくれたー、それだー!笑

堀越:この前も何でアクションポートで活動しようと思ったの?って言われて結構返答に息詰まっちゃって…考えてなかったなーって。やっぱり考えて行動するべきなんだろうなって思います。

進藤:どっちでも大丈夫だよ!きっぱり言えたらかっこいいし、そんなものはないって言ってもいいと思う!それが答えだから。笑
明確でポジティブな意見を言えないことが間違いみたいな風潮あるけど、無いなら無いってはっきり言えた方が自分も楽だし、そんなことないだろ!って突っ込まれたら、そこから考えていけばいいと思う。

堀越:今はあんまり考えないほうがいいって感じですか?

進藤:考えてもいいの!でも極端にならないこと!考えた方がいいこと考えすぎない方がいいことを見極めて精一杯できたらいいと思う!

堀越:頑張って自分の考え見つけます笑

進藤:楽しい大学生活を過ごしてね。できれば戻りたくないって思うくらいまでやってほしい!

堀越:そうですね!せっかくやってるんだから、自分の中の“楽しさ”が何なのかをこれからの活動で見つけていこうと思います!

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ACTION DATA 進藤栄梨子
2008年 みなとみらいクリーン大作戦 
2009年 横浜サンタプロジェクト
2011年 APYスタッフ、ベイバイク事業

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聞き手 尾藤、田島
テキスト 堀越、鷲尾
付き添い 勝尾
編集 野永雄司
写真 高城芳之
監修 高城芳之

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