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夜と霧

夜と霧

アウシュビッツ収容所の悲惨な事実。

事実は映画のようにきれいではない。

映画は良い人はむくわれる終わり方がすっきりする。
しかし事実はそうではない。

収容所にいたもので良い人はいきてこれなかった。

毒ガス室で殺される人数は一定の数字と決まっている。
選ばれたら最後生きて帰れない。

収容所では悲惨なまでに藁をもすがる人だらけだった。
自分が選ばれないように他人を薦めたり、知らない人が選ばれて欲しいといのる。

自分や自分の家族、親しいもの以外が選ばれて欲しいと願う。

収容所の監視員は冷酷卑劣。殴ってたたいて、奴隷として働かせようとした。

そうしないと今度は自分が殺される運命にあることがみんなわかっていた。

じぶんが卑劣にならないと自分が殺される。
そんなことをみんなが思うような環境だった。

良い人で他人をかばうような人はみんな死んでいった。

映画ならばむくわれるはずの良い人はだれかのみがわりに監視員に殺されたり、毒ガス室へつれて行かれた。

そこでは精神科医や研究者、教師などのかたがきは関係なくなる。

ただ数字でよばれる物扱いだった。

卑劣、冷酷、秩序のみだれた世界だった。

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