Guitar Music Down Under

最近コンサートなどに行くことも少なくこちらにも記事をあまり書くことがないのでそんなに表に出してはいませんが基本私は「クラシック音楽=癒やし」の構図に事あると事に反旗を翻すようなスタンスでクラシック音楽好きをやっているところがありますが。

そんな私でも常にそういう姿勢で生きてるわけでもないし、穏やかで美しい音楽を嫌っているわけでもないんです。特にこんなにシーズンが長引いて(サッカーの話)その中で良いことが一つもなかったわけではないけどしんどいこともたくさんあって(サッカーの話)シンプルに精神が疲れている今日この頃、音楽に癒やしを求めるのはごく自然なこと。

「癒やし」を求めて自分がどこに向くかというとだいたいギター音楽。アコースティックギター、クラシックギターは父が少し弾いてた影響もあってよく聴くのですが(ピアノ音楽よりよく聴いてるかも)自分で集めたギター関連の音楽はいつのまにかオーストラリアもの中心になってました。オーストラリアはギター大国!みたいなことは全然言われない気がしますが奏者(アンサンブル)も作品も色々あるみたいで。
ということで知られざる???オーストラリアの奏者・作曲家のギターアルバムをいくつかまとめてみました。

Aleksandr Tsiboulski 「Australian Guitar Music」

オーストラリアの作曲家によるソロギター作品(編曲含む)を集めたアルバム。Ross EdwardsやPeter Sculthorpeなどこちらでは有名な作曲家の普段の作風そのままの作品が入ってて「オーストラリアを代表する音楽をギターで」という感じのラインアップ。一番聴いてるのがGraeme Koehneの「A Closed World of Fine Feelings and Grand Design」で、この曲はピアノ版もあるのですがどうしてもギターに軍配。

Grigoryan Brothers「Distance」

オーストラリアでもしかしたら一番有名な?ギターデュオGrigoryan Brothers。コンサートも何回か聴きにいったことがあります。クラシック音楽のギター以外のレパートリーを編曲したものもいろいろ素敵な録音があるのですが「旅音楽」な雰囲気のあるこのアルバムが長いことお気に入りで旅行のお供として定着しています。

Umberto Clerici & Karin Schaupp「Wayfaring」

飛行機で出会って帰ってから即購入した、様々な曲をチェロとギターで演奏しているアルバム。元が歌曲の曲が多いので「インストアルバム」感が強いですね。時代も地域も様々なレパートリーですがインストにすることで穏やかさと一体感が際立ってさらっと聴けます。ちなみにオーストラリアの作曲家の曲は1曲のみ(Eliza Aria)。

Guitar Trek「Six Fish」

多分自分が一番好きなギターアルバム。ギター四重奏ともなれば1人、2人以上に色んな表現ができてわくわくします。そして収録曲の中でも「Six Fish」や「Capricorn Skies」みたいにオーストラリアの自然を鮮やかに描く魅力的な音楽が愛しい。このアルバムはSpotifyでは未収録なので「Capricorn Skies」が全楽章聴けないのがもったいない(Apple Musicにはあります)。

Guitar Trek 「Bluetongue」

これもGuitar Trekのアルバム。今iTunesのウィッシュリストにオーストラリアのギター関連のアルバムが3つ入っているうち一番食指が動いているもの。これもオーストラリアの自然風景要素が強く、上記アルバムにも入ってる「Six Fish」を始めピンポイントで生き物の種類をタイトルに持ってくるのが既に好き(音楽に限らないですが)。いいタイミングで購入して楽しむのが待ち遠しいです。他の未購入のアルバムもそうですし、今後もっとこのジャンルで面白い音楽が出てくるのも楽しみです。