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ホームスタジアム周り散歩(?):GMHBA Stadium編

Aリーグ2021/22シーズン、ヴィクトリーのホームスタジアムは男子も女子もAAMI Park(別名Melbourne Rectangular Stadium)が唯一のホームスタジアムになるという話でした。
ところがどっこい、リーグとは別のFFA Cupで準決勝まで勝ち上がって久しぶりに&珍しくホームで試合できる!と思ったらスケジュールなど諸々の事情で別スタジアムで開催されることに。
しかもメルボルン圏内ではなくGeelongです。ホームなのにそこそこの遠征です。
(結局決勝はAAMI Parkでやることになりましたが)カップ戦は見に行ったことなくてホームはレアということもあって参戦せねば、参戦するからにはホームスタジアム記事を、ということで今回久しぶりにまとめています。

まずは場所から。

Geelongはヴィクトリア州でメルボルンに次ぐ第二の規模の町。メルボルンの南西、高速道路を使って1時間ちょい(75kmくらい)のところにあります。
電車ではSouthern Cross駅からV/Line(紫の標識の郊外行き電車)に乗ってSouth Geelong駅が最寄りです。移動時間は70分くらい+徒歩数分と車とそう変わらないのですが週末は電車が40分に1本(!)とちょっと不便。

Southern Cross駅から出発するV/Lineの様子

今回は大事な準決勝ということでヴィクトリーがシャトルバスを出してくれたのでありがたく乗りました。

GMHBA Stadiumの読み方は(Googleマップでの表示と違って)「G」「M」「H」「B」「A」を一つ一つ読みます。

文字列だけ見てるとなんかちょっと旧ソ連感がほんのりあるような気もますが企業名だからしょうがない

本来の用途はオージーフットボールのGeelong Catsの本拠スタジアム。Aリーグだとウェスタン・ユナイテッドがホームとしてたまに使用していて、第1節でヴィクトリーとの試合に使いました。ついでにヴィクトリーもプレシーズンの試合でここに来てるので急遽のホームといえども知ってるグラウンドです。

注:猫が売ってるわけではない

ついでにヴィクトリー男子の選手でいうとSpiranovicがGeelongの生まれ育ちなのである意味ローカルとも言えるかな。

オージーフットボールに使うスタジアムはサッカー専用のスタジアムと違って丸い形なので観客席はちょっと遠めではありますし、ゴール裏の席にサポーターが集結できないのがちょっともどかしいところもあります。それもあって場所が決まったときから「雰囲気が出ない」との声も多く上がっていました。
あと角っこに座りたい私にとっては角がない観客席はなんだか落ち着かない。でもコーナーフラッグ辺りに座ったらだいぶ近くで見れました。ホームのベンチも見える位置でよかった。

この試合があった日は1月にしてはだいぶ涼しい日で、スタジアム内も結構風が吹いていました。スタンドがないセクションが少しあるので風はいつものスタジアムよりは入ってきます(涼しい風に混じって暖かい風がたまに入ってきたのはなんだったんだろう)。

スタンドがない方向に線路があってV/Lineの電車が通ってるのも見えました

準決勝はウェリントンが1点先制するも60分を過ぎたころから怒濤のゴールラッシュで4-1の大勝という結果でした。専用シャトルバスとはいえバスがあるんで試合終了後すぐスタジアムを後にしましたが、スタジアムの構造もあって全体が歓喜に包まれるような感じではなかったながらも観客席の一辺で盛り上がっていたようです。

ヴィクトリーのアクティブサポーターのみなさん
ニュージーランドのチームとはいえウェリントンのサポーターも結構来て声出してました

決勝は明日、2月5日土曜の夜に真のホーム、AAMI Parkで開催されます。勝敗はわからないですが今度こそ本当のホーム試合の醍醐味、ファイナルの真髄を感じられるイベントになるはず。楽しみです。