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2023年に足を運んだメルボルン周りのサッカーグラウンドまとめ

(もういくつの記事に使ったか分からない書き出しですが)2023年はオーストラリアとニュージーランドで女子ワールドカップが開催、ということはもう大分前から分かっていて州外・海外へ遠征にも行くことを決めていたにも関わらず今年こそはメルボルンの色んな場所にあるサッカーグラウンドでNPLを始め色んな試合見に行くぞ!と心に決めていました。そんなに無茶をしたつもりはないですが改めて振り返ってみると本当に色々行きました。メルボルンの電車・バス・トラムが統一で定額制なのが何よりありがたいです。
では紹介と備忘録を兼ねてまとめを。

CB Smith Reserve (Fawkner)

2023年3月26日 Aリーグ女子 メルボルン・ヴィクトリー vs ブリスベン・ロアー

メルボルン・ヴィクトリー女子がホームゲームに使ってたグラウンド。詳しくはこちらの記事で。
シティからはちょっと離れるけど電車旅も降車してからも至ってわかりやすくたどり着けます。State leagueからNPL、そしてAリーグまで様々なチームがここを拠点にしている理由が一目でよくわかる、こぢんまりして必要なものまるっと揃った感のあるグラウンドです。高さのあるスタンドが一番の特徴かな。欠点といえばスタンドの席に座ると夜間照明の柱がどうしても気になるくらいかな。あとまだここでトイレを使ったことないのですが、クラブハウスの一帯が結構新しい感じの外観なのできっとそれなりにきれいなはず。

Ron Barassi Snr Reserve (Docklands)

2023年6月4日 Women's State League 3 East Melbourne Victory FC AWT vs Yarra Jets FC

メルボルン・ヴィクトリー傘下Afghanistan Women's TeamことAWTのホームグラウンド。所属リーグがまだ下の方なので例えばMarvel stadiumとそう変わらないアクセスだけど見に来る人は少ない、冬は海風が冷たいグラウンドです。詳しくはこちらの記事で。
ただこの記事を書いた頃と比べて今年はグラウンドがもうちょっとサッカー特化になって複数面ピッチが使えるようになってたり環境はちょっと良くなった感じでした。ただピッチ自体のクオリティはちょっとでこぼこだったりするのですがチームが昇格すると共にピッチの基準も厳しくなったりしないかは気になるところ。

Jack Edwards Reserve (Oakleigh)

ナイトゲームの景色。写真を拡大すると人がスタンドより左のエリアに集まってるのがわかります。
2023年8月13日 オーストラリアカップ Round of 32 Oakleigh Cannons vs メルボルン・シティ 
チキンとラムのmixed roll、14ドル。試合開始30分前に来てスタンドでこれを無心に貪ってからピッチの向こう側の実況席近くで立って観戦するのがルーティン。

自宅から一番行きやすい(=距離も道のりも)グラウンド。Oakleigh Cannonsのホームですがそのアクセスの良さでそれ以外の試合でも行きました。
ここのクラブハウスで食べられるスヴラキ(ただしパンはロールパン)はとてもおいしくてラムとチキンのミックス(14ドル)を事あるごとに買って食べてます。Oakleighはとてもいいサッカーをするのですがサッカー目的と同じくらいにスヴラキを食べにここに来ている疑惑。ただここはチケットも食べ物飲み物も現金オンリーなのが玉に瑕(ATMはありますがこないだ臍を曲げててお金をおろせなかった)。でもこのグラウンドに来る人のかなり多くが食べ物や飲み物を買うため、試合が始まってしばらくしてもスタンドよりクラブハウスの前のエリアに人が集まっていることが多いです。
(ちなみにBentleigh Greensのホームグラウンドのスヴラキもここのスヴラキと同じ人達が作ってるという噂もあります)

Gardiners Creek Reserve (Burwood)

2023年4月25日 オーストラリアカップ予選 Eastern Lions vs Bentleigh Cobras

ANZACデーに時間が空いてておそらく秋で最後の暖かい日という感じだったので思い立ってここでの試合を見に行きました。ショッピングモールChadstoneからバスが近くまで出てるので行きやすいっちゃあ行きやすい。
ただここのグラウンドはピッチが正直なところ「NPLのトップリーグでこのピッチで試合やってたのか・・・(汗)」という印象で。それはこの記事の他のいくつかのグラウンドと比較するだけでもわかるかも。

Knights Stadium (Sunshine North)

だいたい今の名称「Melbourne Knights」で表示されていますが旧称のMelbourne Croatia表記も何度か見ました
この立派なメインスタンドはMark Vidukaの海外移籍金で建てられたらしいです
2023年7月16日 NPL VIC Melbourne Knights vs Moreland City
夕暮れに遠くに見えるシティのビルが煌めく素敵な景色
Cevapi roll、10ドル。スパイスがちょっと効いたひき肉です。キャベツ入れるか聞かれたのでありにした(写ってませんが)

Melbourne Knights、旧称Melbourne Croatiaのホーム。ここは1999年にMelbourne Knightsが名古屋グランパスを迎えて試合した時以来行っていなかったので今年観戦に行けてよかった。あの頃と比べると(Mark Vidukaがここから欧州に行った時の移籍金などもあり)スタンドも立派になってNPLのトップリーグ屈指のプロフェッショナルな雰囲気のスタジアムになっていました。
ただスタグルのCepavi Rollはお手頃な値段(10ドル)ですしここぞというときの「クロアチア」チャントもクラブの歴史と伝統を感じますし、古き良きという部分もしっかり残っているような印象。
カップ戦深くだったりこれからのNational Second Tierでの試合だったり観客が多く入って盛り上がるのが一番見たいスタジアムです。また行きたいけどちょっと遠くてアクセスがちょっとトリッキーなので(行き帰り全く違うルートだったり)遅い時間の試合を避けてなんとかしたい。

Epping Stadium (Epping North)

2023年7月2日 NPL3 VIC メルボルン・ヴィクトリー(ユース) vs Box Hill United

メルボルン・ヴィクトリーの女子チームはもうここで試合をすることはなさそうですが、ユースチームはまだここなので今期も結局ここで1試合見てしまいました。遠いんですよほんとに。Eppingってだけで遠いのにその駅からバスに乗らなきゃいけない。おまけに回りは夏になると蛇が出るって看板が出てるし(実際に見たことはない)。あと柱やフェンスがどうしても視界に入るし。でもスタジアムとしてはとりあえず機能します。ただそれでも来期はユースはアウェーで見たいなあ(汗)せっかく昇格したのでアウェーでももちょっと行きやすい&面白いグラウンドやスタジアムがきっとあるはず。

Paisley Park (Altona North)

スタンドとカフェテリア(Magic Canteen)があるこぢんまりとした観客エリア
選手が全く映ってませんが2023年8月15日 親善試合 Altona Magic vs メルボルン・ヴィクトリーでした
Kebapi roll、8ドル。これも写ってませんがキャベツとかある程度入ってます。

ここはあんまり積極的に行き先として考えてなかったのですがメルボルン・ヴィクトリー男子のプレシーズン初の練習試合がここだったのでどうしても行くことに。自分が住んでるところからだとSunshineとかほど遠くないにしても夕方にWest Gate Bridgeを通ったりシティ中心部をバスで通ったりかなりの渋滞がつきもので、道のりは別の意味でちょっとハード。バスを降りてから歩く道もちょっと暗かった。
暗かったといえばスタンド、というか屋根のある下は結構暗かったですね。でもピッチ上は夜の試合でも大丈夫な照明。あと自分に直接関係ないけどこのグラウンドのベンチ側にあるトンネルはどういうことになっているんだろう。
お手頃な値段のKebapi rollはおいしかったです。キャベツなど野菜は入れるか聞かれたのでinで。

Olympic Village (Heidelberg West)

2023年9月10日 NPLグランドファイナル Avondale vs South Melbourne
強気なお値段設定なのはスヴラキwrapだけみたいです。他はごく普通の範囲。

このグラウンドの主であるHeidelberg Unitedの試合じゃなかったのが残念ですが昼の時間の試合に見に行けてよかった(どうも夜の試合が多くて他の機会に行けず)。実際に行ってみると画面で見るよりずっと開けた印象で天気が良い日の試合には最高(そうでない日にも十分座れるくらいにはスタンドの席はあるようですが)。
ちなみに女子ワールドカップではカナダ代表のベースキャンプとしても使われました。私が行った試合もそのすぐ後だったのでピッチのコンディションはグランドファイナルにふさわしくかなり良かったです。
スヴラキはかなり強気のお値段でラムorチキンかしか選べないそうですが(私は基本ミックス派)味は間違いないそうです。今回は食べなかったので次回の楽しみに。ちなみにここは食べ物や飲み物を買う時はまず食券を買いに並ぶシステムです。コーヒースタンドもまた別にありました。
ここはショッピングモールNorthlandが近くにあるので公共交通機関でもアクセスは良さげ?と思ったのですがアプリで調べてもそんなに多くは出てこない。でもバスの時間はショッピングモールの営業時間に合わせてるかもなので特に帰りのバスは楽観視しない方がいいのかも。

The Home of the Matildas (La Trobe University内、Bundoora)

グラウンドというか「スポーツ施設」感がすごい。めちゃガラス張りです。
バルコニーのようになってる部分が観客席ですがグラウンド周りで立ち見エリアもたっぷり
これも選手が写ってませんが(ヘッダー画像の方に有)2023年9月9日 NPL Womenグランドファイナル Bullen Lions vs South Melbourne

2023年のワールドカップ前に完成したMatildasがオーストラリアに駐屯する際に使うよう作られた施設。ワールドカップでベースキャンプ入りする前の準備期間にMatildasにより使われ、ワールドカップ中はジャマイカ代表が使用し、以来NPLなどにも使われこのたび夏季(=Aリーグ以外のオフシーズン)はメルボルン・ヴィクトリー女子の練習・試合ロケーションとして使われることに。
一応大学内ということで近くの大きい道にトラムは(割と多く)通ってるのですがそこから意外と歩いた上に初めていったのが夜で、それから歩いた道が舗装されてなかったり平たくなかったりで思ったより遠く感じました。それで着いてから食べ物とか買おうとするとまたちょっとぐるっと歩いたりあんまり食べ物がぱっとしなかったので少し余計に疲れた部分もあり。
ただこないだ完成したばっかりなので観客席(上の階)やトイレ含め施設はみんな新品、大部分がガラス張りで実況席や事務、マッサージを受けるエリアなど選手やその他プロが使う施設も見れたり、ついつい見学にちょろちょろ歩き回ってしまいました。そういった試合以外の見所も注目です。

Aリーグ以外のリーグが活動するのは秋冬ですが寒い中でもよくこれだけ回ったなと思います。ライトダウンジャケットや暖かいお茶の水筒などのアイテムも駆使して寒さに負けず快適に試合観戦する術を身につけたりなんだり。
もちろんメジャーどころでも今年回れなくて悔いが残ったグラウンドもあるので来年も引き続き(来年はもちょっと楽に)グラウンド巡りしてみたいと思います。ちなみにメジャーどころといえばLakeside Stadiumとか、あとNPL2のJohn Cain Reserveなんかもスタグル的には有名ですし。ヴィクトリーのユースがNPL2に上がり、アフガンガールズも昇格したのでまた観戦オプションも変わってきそう。(Eppingまで行くのはさすがに控えたい・・・)

それまではとにかくいつものホーム、AAMI Parkと新しいホーム、Home of the Matildasでメルボルン・ヴィクトリーのAリーグ試合をめいっぱい楽しみたいと思います。Aリーグの記事も開幕までになんとか。がんばらなきゃ。