見出し画像

Aリーグ公式デジタルプラットフォーム「KeepUp Football」が色々充実している件

12月3日、Aリーグ女子のシーズン開幕でさらに忙しく盛り上がってきましたオーストラリアのサッカー界隈。
金土日で合わせて11試合もあって何から観ようか迷うくらいの充実です。あまり充実しすぎて数ヶ月したら早々に女子のシーズンが終わってしまう(まだ完全なホーム&アウェイじゃないんですよね)のがすでに勿体ないくらい。

充実といえば試合自体、そして放送に関わること以外にも大きな要素が。
今季の始まりに向けてリーグ全体様々なエリアでかなりのテコ入れが入りましたがその中でも新しいデジタルプラットフォームの開設はかなり重要な扱いでした。最初はピンと来てなかったですがいざ始動してみるとこれまでになかったような画期的な試みと内容で、シーズンが始まってコンテンツが充実するとともにその真価が発揮され、もうなんかすごいことになっています。

Aリーグ公式サイトに代わる、というかもう別物に大きな進化を遂げたデジタルプラットフォーム「KeepUp Football」(ウェブサイトもアプリも有、一部コンテンツは無料登録が必要)。オーストラリアのサッカーを中心に海外サッカーもカバーしたりニュースや試合のスタッツとかの機能もあったり、正直もうちょっと絞った方がいいと思うし開設からそんなにたってなくてまだまだちょっと使いにくいところもあるのですが、とにかくこのKeepUp Footballはオーストラリアでのサッカーに関するコンテンツ(特に文章)が豊富かつ多彩かつ様々なツボと需要を確実についてくるような内容。本当の意味で「豪サッカーならここに全てが詰まってる」といえるレベルです。
あと試合の海外配信もKeepUpのyoutubeチャンネルからになりました。あんまりお知らせしないようなのでこちらのリンクから。

男子・女子のリーグの名称が統一されSNSアカウントの統合などにも反映されたように今ラリアでは男子・女子のサッカーを同列に&一緒に扱う流れがあります。そのためKeepUpでもトップのニュースに男子・女子の最新情報が出る仕様になってたり、女子サッカー関連コンテンツが大変充実しています。
シーズンが始まって流れてしまってますが男子・女子それぞれのクラブ別ガイドはKeepUpの中でも最重要&最高クオリティの記事群だと思います。詳しい上にサポーターからの声も反映されていて、各チームのことを知るためだけでなく試合観戦の環境なども知ることができる、あらゆる層に有用なガイド。

そして充実ぶりを一番感じるのが様々な記事をAリーグに関わる馴染みの顔・名前のジャーナリストが執筆している記事だけでなく選手や監督、その他様々な職種の人からの寄稿が数あるところ。試合で目に見えるところ以外でサッカーと関わる人も含めてのファミリーというか生態系というかですし、読んで知ればサッカーをもっともっと楽しめる文章コンテンツがちょこちょこアップされています。
そしてプロリーグだけでなく各州のセミプロリーグであるNPLについての記事も。今上がってる分はコロナ禍の苦労の話がメインですがこちらもシーズンが始まるにつれて増えるはず。

さらに量的に限られていますが過去のAリーグの名試合やレジェンドについても映像など見られるのは粋な計らい。配信局が変わったのもありますし新規ファンが昔の名手・名シーンをが色々見れるようにしてあることは大事ですね。「I was there(私はそこにいた)」のシリーズはなかなか面白くて、Aリーグの歴史上の名シーンを当事者が語ることで元ネタを知ってる古参のファンでも新鮮な切り口で楽しめます。

KeepUp開設当時に掲載されたいくつかの記事を筆頭に今シーズンの開幕に向けたわくわくするような内容のコンテンツが色々あって、Aリーグの新しい時代に向けたポジティブな雰囲気を作り上げる一助となっている印象もありました。単に情報を提供するだけでなく一つの世界・コミュニティ・場を作り上げることにも似たような側面が少なからずあってそこも含めて充実している感覚があります。

最後にこれは面白かったと思う記事をいくつかプレビュー代わりにリンクしておきます。