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A piece of home: ホームの魂が細部に宿る

ここでちゃんと自己紹介してないのですが改めて。この記事を書いている人間はメルボルン在住(もうすぐ)25年で、20年のブランクを経てサッカーを見始めてメルボルン・ヴィクトリーを応援するようになり、3シーズン目のサポーターです。
詳しいことはどこかでゆっくり書く機会があるといいなと思ってます。

なかなかこのご時世どうしてもオーストラリアのサッカー界隈は心配なニュースが多く、全体的にどうなるんだろうなあみたいなムードが漂っていますが。それでも良い報せももちろんあり、楽しめるものは噛みしめて楽しみたいと思う今日この頃。

世界的にはビデオゲームFIFAの今シーズン版が発売する季節なのですがAリーグ(豪男子プロリーグ)はFIFAでの登場という形で新シーズンのユニフォームの一部がリークされるのがどうやら慣例になっているようです。
ヴィクトリーの場合数日前にホームユニフォームがチラ見せ発表で、アウェーが今日の午前中FIFA画像として出回っていて。それを見たときは「ああなるほど白なのか」くらいにしか思ってなかったのですが・・・

午後のクラブ公式発表の画像を見てびっくりしました。

ただの白じゃなかった!!

背景にうっすら描かれてるのは紛うことなきメルボルンの地図。ツイートにもあるように「アウェーの試合に出かけてもホームの一部を常に身につけられるように」という趣旨らしいです。

前シーズンにウェスタン・ユナイテッドがAリーグの一員となって以来メルボルン(周辺)には3つクラブが存在するようになりましたが、その中でも一番歴史と伝統のある、かつホームスタジアムだけでなくクラブの本拠がメルボルンの中心にあるクラブとしてメルボルンの地図を堂々と使うみたいな姿勢にもとれてちょっとにやっとしたり(個人の解釈です)。
ただそれよりも何よりも自分がメルボルンという街が好きで、それ以上にとにかく地図が好きでMelway(メルボルンで使用されているメルボルン周辺地域の地図帳)ばっかり見て育ったのでとにかく美味しいモチーフです。

前側の地図はどこか確信持てないのですが後ろ側(ツイート内3枚目の写真)は一目でここと分かりました。

メルボルンは観光色が薄めの何の変哲もない街ではありますが、碁盤の目ベースの市街地の中に川の曲線や庭園・公園のスペースが特徴的で、見る人が見れば分かる程よいデザイン(?)になります。実際メルボルンの地図グッズはお土産屋さんでもちらほら見かけたり。

(ちなみにですがメルボルン周辺3クラブだとメルボルン・シティの拠点はメルボルンの中心より北、ウェスタン・ユナイテッドは西にあるのでヴィクトリーのテリトリーは中心+東南あたりという印象があります。上記の地図もそうですし、前側の地図もその辺りのはず。)

というわけでとても好きです今回のアウェーユニフォーム。伝統的なV 字のラインに全体のデザインの邪魔にならない(&手書き風にも見えなくもない)、粋でディテールまで楽しめる、そしてメルボルンのホーム感を感じる地図デザイン。見てから1時間は舞い上がりました(先ほども書きましたがそもそもが地図好きなので若干大げさかもしれない反応にはなります)。

ちなみにこの好きなジャンル同士の相乗構造には自分はよく引っかかるらしく、こちら2018/19シーズンのアウェーユニフォームは・・・

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無事星好き・南十字星好きの私に刺さりました。買わずにはいられないじゃないですか。もういっそのことディテールに技があるデザイン毎回やって欲しいです(笑)

そして今シーズンのホームユニは・・・

紺色が鮮やかなクラシックデザイン。こちらも欲しい・・・