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お題でプレイリストその1「鱗の音楽」

音楽の話もしたい、音楽関連の記事を書くぞ!と年が明けてから何度か思い立ったものの記事にするには至らず数週間。仕事中に音楽聴いていたりインプットには困らないもののまだ感想が書けるコンサートなどもなく(夏休みなので)、なんとか今後定期的に音楽方面でアウトプットできる工夫がないかのんびり考えていました。

以前の記事でGuitar Trekのアルバム「Bluetongue」について触れたと思いますが録音を入手してからも結構ヘビーローテーションで聴いていて、音楽そのもののみならずオーストラリアの自然、特にほ乳類以外の生物が大きく取り扱われてることに心をくすぐられます。
よくよく考えてみればこのアルバムに限らずそういうイレギュラーな生物が題材の曲って多くはないものの結構ありそう、と思い至りちょっと曲を選んでプレイリストを作りました。

もともとプレイリストを作ることは好きですが何かしらん気に入らないことが出てきて途中で断念してたりしていて久々の力作です。
魚類や爬虫類、はたまた架空の生物も集めてこんなラインアップになりました。

特にジョージ・クラムはこういった生物の表現がものすごく得意ですね!マクロコスモス第4巻「天体の力学」の「りゅう座γ(Gamma Draconis)」はピアノの中を弾く特殊奏法で表現する天頂に棲まうドラゴンの圧がすごいです。あと今回「鯨の声(Vox Balaenae)」から爬虫類が台頭した古生代・中生代の部分を選びましたが恐竜時代の海を想像させる荒々しく賑やかな音楽。

Vox Balaenaeに関して(この部分を聴くにも全体を聴くにも)お供に薦めたいのがAviva Reedの「The Evolution Walk」という一連の絵と絵本「Eon」。時代の区切り方はVox Balaenaeとはちょっと違うもののイメージはとても似ていると思います。

音楽に限らずですが生物題材の作品って「トカゲ」とか「魚」みたいな広い動物名でなく「Leafy Sea Dragon」とかの種名を書いてくれるた方が個人的には盛り上がります。題材になった生物を図鑑やネットで調べて写真や生態を見るところまで楽しい。このプレイリストには特にオーストラリアの固有種がよく出てくるので是非そういった楽しみ方も。

・・・ということで一つプレイリストを作ってみて記事を書きましたがなんとか定期的にこうやって曲並べて文書いてみたいなことができないかなーと思っています。プレイリストはまあだいたい20世紀以降の音楽が中心で(割合はともかくここぞというところは現代音楽になりそう)、隙あらばオーストラリアの音楽を挟んでいく方針で。すでにいくつかアイディアは出し始めてますが続かなかったらまあ仕方がないということで。