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踊るピアノ弾き続報

この記事からの続報です。

続報: 膝をちょっと痛めました。
…もありますが。

本題。私が通ってるバレエ教室の発表会での演目に合わせてピアノの伴奏をすることになりました。
日にちはまた後日改めてですが6月になりそうです。

色々レパートリーを吟味してバレエの先生と相談した結果、とりあえずのプランは大人の群舞の演目にアルベニスのタンゴを、そしてなんと先生自らメシアンの前奏曲第1番(「鳩」)を踊ってくださるそうで。

メシアンが活きるのはとても嬉しいしやっぱりメシアンは何かにつけて厳選した曲を世に出してみると案外反応が良いことは何度も証明されているのですが、先生が踊りたいというほど気に入ってくれたのはとてもびっくり。(まあ先生はハンブルクバレエ団でノイマイヤーさんが色んな音楽に振り付けてるので慣れっこというかそういうのもありそう)
結構ガチで良い曲を選べばバレエ的に多少unorthodoxでも気に入ってくれるかもしれない、というのはまず一つの手応えでした。
ただ残念なのはメシアンは前の記事で書いた「1~2分の適当な曲」に該当する曲を他にあんまり書いてないこと。

アルベニスはものすごく無難なチョイスとして用意しておいたのですがソロだと面白くないかなーと思ってたので群舞としての採用はちょっと意表を突かれた感じです。そっちの方が面白そう。特にプロじゃない大人が踊るのに確かに向いてそう。もちろん今回は初めての試みで今後がどうなるかわからないですが今後その視点でも曲選びアンテナを張っておきたいです。

・・・というところで2曲決定してどんな曲が好まれるかある程度の目星もついたところで(気が早いにも程がありますが)今後に向けてバレエ用に:
(1) 群舞に使えそうな広くウケが良さそうな曲
(2) ソロで踊れそうな曲を2つ(素直な曲1つ、ちょっと自分の癖を交えたチャレンジで1つ)
くらいを懐に忍ばせておきたいなと思います。
前述通りメシアンの作品のストックは大変限定的なのですが他にもチャレンジ方面はじっくり考えて本当に好きな曲を選びたいです。国でいえばスペイン語圏、フランス、そしてオーストラリアの作曲家の作品を候補に入れるにもいい環境なんじゃないかな。1~2分のタイムリミットは結構ラリア有利な気がなんとなくします。

今回弾く事になった曲は難しい曲ではないですし何より1~2分の曲なので既に概ね弾けるようになってはいますが、踊りと合わせるまでどんなテンポがいいか、テンポや強弱など一人でピアノ弾くのとどう違ってくるか、そして踊る人とのコミュニケーションなんかも含め改めてこれから演奏を作っていく部分も大きいのでとりあえずあまりファイナルアンサーを出さないようにして維持しています。
私もバレエの演目に伴奏を付けるのは初めてですが少なくとも群舞を踊る大人達の多くにとっても新しい経験なので、始まってみないと分からないことがたくさんありそうで楽しみ。

で、その6月の発表会では踊る側もやるとしたら自分でピアノ弾くのとは別に群舞で踊ることになりそうです。まだ決まってませんがとりあえず膝を悪くしないように気をつけておこう。
自分の中では来年くらいにソロの演目を踊れるようになりたいと目標にはしています。自分で曲選んで自分でピアノ伴奏して自分で振り付けて自分で踊るんだったらそれこそ好きな曲どんな曲でも選べるんですけどもちろんそれは物理的にも能力的にも無理(笑)でも↑で言うところのチャレンジ的な曲を選んで踊りたいし本当に好きな曲を踊りたい。あくまでイメージですがショスタコとかLera Auerbachとかモンポウとかいいなあ。

そのためにももちろんバレエもがんばらなきゃですし(膝の調子よりけりでたまには週2でレッスンに行きたい)、ピアノでもレパートリーを広げながら音楽をバレエ視点で聴く耳を鋭くしていかなきゃ。とりあえず今はバレエとピアノを繋げることに関して輪郭がある程度見えてきたところで、これから6月まで色々なことがはっきりしていくはず。
難しいこともありそうですが楽しく(そしてあまり欲張らず)挑戦したいです。