大阪公立大学の学生が子ども食堂の活用案をプレゼン!~「なかにわ」活動アイディア検討発表会~
みなさん、こんばんは。
actcoinスタッフの黒木です。
今回は、大阪公立大学二宮ゼミ×中西金属工業株式会社サステナビリティ戦略部の共催による、「なかにわ」活動アイディア検討発表会のイベントレポートです。
イベントの経緯
中西金属工業株式会社(以下NKC)が運営する「NKCなかにわ」。子ども食堂と福祉カフェという2つの顔を持つこの施設では様々なイベントが開催されています。
大阪公立大学二宮ゼミの学生さんは、2023年秋からこの「NKCなかにわ」の子ども食堂でのイベントの企画・運営に参加してきました。そうした経緯から12月に『「なかにわ」活動アイディア検討発表会の開催』が決まったそうです。
そして年明けすぐの2024/1/9に本イベントが開催されました。二宮先生の呼びかけによりメディア・金融・コンサルなど様々な職種の社会人もゲストとして駆け付けました!
イントロ①:大阪公立大学の取り組み
イベントの最初には、二宮先生から大阪公立大学の取り組みについて、ご紹介がありました。
二宮先生は、2023年からスタートした「イノベーティブシティ大阪ラボ」を推進されています。「イノベーティブシティ大阪ラボ」は、大阪におけるアントレプレナーを育成し、アイデアを社会実装するためのラボ。加えて、公立大学の「学生が何かちょっとしたアイデアを実現できるように、チャレンジしてもらおう」という場所でもあります。
このようなプロジェクトを推進する一環として、今回の「なかにわ」活用にもゼミをあげて取り組んでいます。
イントロ②:NKCの取り組み・「なかにわ」の課題
続いては、サステナビリティ戦略部の蒲さんがNKCについての説明をされました。事業内容はもちろんのこと、様々な社会貢献活動についてもご説明いただきました。
その後、サステナビリティ戦略部の長島さんから本イベントについて改めてご説明がありました。
学生さんへ期待することは何よりもまず「なかにわ」の社会への提供価値向上の案を考えるという点。その上で活動の継続性や広がりのために「収益性向上」「シナジー創出」「社員の巻き込み」という3つの観点が提示されました。
プレゼン①「アイデアをかたちに!おみせやさんプロジェクト」
長島さんの説明の後に、学生によるプレゼンがスタートしました。
最初のチームのアイデアは、「アイデアをかたちに!おみせやさんプロジェクト」というタイトルです!『「商学」に触れる』というコンセプトで、お弁当の商品企画から製造・販売までを小学生たちに体験してもらいます。
さらに企画の発展形として、商店街のお店ごとに子供たちが出店体験を広げることや、扇町公園でのイベント開催など、夢の溢れるアイデアをお話しいただきました。
コメントタイム:「お弁当」に夢を詰めたい!
プレゼンを聞いた、NKC社員・社会人ゲストも、とても感動した様子でした。以下のようなコメントがありました。
プレゼン②「なかにわ Challenge Place」
2つ目のチームは、「お金を理由に挑戦できなかったこと、諦めてしまったことがかなう場所」というコンセプトでアイデアを考えました。学生さん自身の「幼少期にお金が理由で興味がありながらも挑戦できなかった経験」からアイデアの元です。
楽器・スポーツ・絵など、様々な機材を準備します。昼は「子ども体験会」として、NKC社員が講師として教えてあげる。そして夜には「夜カフェ」として、大人向けに楽器などの機材をこちらでも活用します。
最初の投資のための資金は、募金や「夜カフェ」から集める計画です。また、取り組みが発展したら「扇町公園での大運動会」や「地域の音楽祭にバンド出演」などの構想があります!
コメントタイム:自分の後悔から、人の痛みに想像を広げる!
2つめのチームも、多少緊張しながら、でもしっかりとプレゼンが出来ました。このプレゼンを受けて、以下のようなコメントがありました。
2つのチームのプレゼンが終わりました。その後は、他のゲストから一言ずつ「学生への応援メッセージ」がありました。
さらに最後に、サステナビリティ戦略部の村井部長からまとめの学生さんたちの未来に向けた熱いアドバイスがありました。プレゼンを終えた学生も次へのエネルギーをもらい、イベントはお開きになりました。
1時間半という短い時間ながら、学生さんの熱に刺激され、大盛り上がりのイベントでした。今回プレゼンされたアイデアが、「なかにわ」で実現するのが、とても楽しみです。
P.S.魅力あふれるNKC社内見学会!
「なかにわ」活動アイディア検討発表会の開催時間前には、大学生・ゲスト向けにNKCのミニ社内見学をして頂きました!
最初は待合室のご紹介でした。NKCの社長さんは、書道がお好きとのことで書道のオブジェクトが多数展示されています。書が三次元の物体として表現された3Dアートや、書が立体のフレームに入ったものなどが彩を与えています。
またNKCの社屋の1つは、明治時代に建てられ140年の歴史がある煉瓦建築。全国でも珍しいコンクリートブロック積みの外壁の事務所棟も含め、大阪市「生きた建築ミュージアム・大阪セレクション」に選定されているそうです!
最後には、福利厚生の一環である社内ジム・フィットネススペースもご紹介いただきました。このスペースは、無料利用できるだけでなく、土日などの休日でも利用できるんだそうです!「社員に健康に過ごしてほしい」という社長さんの想いが詰まったスペースです。
その他、社内図書館やインキュベーションスペースなど、多くの魅力的な場所をご紹介いただきました。見学を回った大学生からは「いいな…こんなところで働きたい!」と思わず本音がポロリ。筆者もとても共感しました。
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