マインドセットがあればスキルが発揮できる
私はF1ファンですが、
きょうのスポーツニュースの中にこんな記事が載っていました。
日本人ドライバーの去年と今年の違い
インタビューに答えているのは角田裕毅。今日本人唯一のF1ドライバーです。23歳の彼は、1年契約しか結んでいなかったため、2022年は来年の契約を失うのではないかと常に不安でドキドキ、寝れない日もあったようで、パフォーマンスが発揮できませんでした。
でも、今年の彼は、すごく評価が高く、外国のモータースポーツ誌やF1の運営団体そのものの公式サイトなどでも「ユウキの走りは素晴らしい!」と絶賛されたりしています。
正直、彼の乗っているアルファタウリというチームのマシンは今年はあまり良くなく、速さは10チーム中最低ラインなのではないか、と言われているにも関わらずです。
確かに遅いマシンなので、入賞圏内の10位か11位を走るのが精いっぱいではあるのですが、
飛び抜けて速いレッドブル、今年絶好調のアストンマーティン、速いチームのレベルにいるフェラーリとメルセデス
この4チームを抜くことはどうしたって厳しい。そのドライバーたちとも互角に戦う場面もときにはあり、自分の車のパフォーマンスをはるかに超えるレベルの走りを見せているのです。
なぜ違いが生まれたのか、マインドセットの重要性
どうしてこんな違いが生まれたのか、
その答えのヒントが上の記事にありました。
彼は、今年優秀なマネージャーをつけ、去年メンタルトレーナーとも契約してサポートしてもらっているのです。
「今年は走りに集中できている」
「契約のことなど余計なことは考えず、自分の気持ちをしっかりレースに向けられている」
とのこと。
もちろん、ドライビングテクニックもF1参戦3年目でどんどん上がってきているのですが、やはり、人はマインドセット、自分の心を整えて前向きに持っていくと結果が後から付いてくるのだなあと改めて感じました。
環境のせいにせず、自分にできることにフォーカスすると変化が訪れる
そして、自分ではなかなか変えにくいハード面の環境があったとしても
(彼の場合は自動車の設計やエンジンなど)
自分の頑張り、精一杯の行動で周囲の人によい影響を与えていくことはできる。必要なことはサポートを他の人にお願いしてもよい!
彼の走りを見て、チームのメカニックたち、他の技術者たちも、
「ユウキのためにもっと自分たちもやらないと!」
と行動や能力のレベルを上げていきますし、10位や11位という結果だったとしても、「彼の車であの走りはすごい!」という評価につながり、将来はトップチームへの移籍もあるのではないか、とささやかれ始めています。
自分にできることにフォーカスすると、たとえあまり良くない状況に置かれたとしても道は開けていくものなのですよね。
今、F1は第5戦まで終わり、これからヨーロッパで3連戦が始まります。今年の角田くんの走り、注目です!
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