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なぜこの仕事をするようになったか~起業してもやりたいことがなかった

前回、不妊治療と転職がうまく両立しなかったからフリーの個人事業主で働くことを視野に入れた、とお伝えしました。

では、独立、というか起業して何がしたかったのでしょうか?

実は特に大きな志、とか最初は全然なかったのです。

前職以上年収がもらえればOKです

私が独立したのは、まず不妊治療で不定期に休む働き方ができると思ったから、そして、研修講師の仕事は結構フィーがもらえることを知っていたからでした。

前職の会社の取引先だった研修会社に契約してもらえ、ひとまず接客販売スキルの研修や、アパレルの現場のOJT指導(実際どのように販売するとよいのか現場に立ちながら一緒に動いて指導します)の仕事をいただきました。

声をかけて情報を教えてもらった先輩講師の方のネットワークで、その研修会社から独立した講師の方々の勉強会などに入れてもらいました。

そこで、「どんな仕事がしたいの?」「どれぐらい収入得たいの?」という質問をされ、こんなふうに答えていました。

「いただける仕事なら何でもやろうと思っています。前職のお給料より上の年収であれば満足です。」

他の人にはさっぱりわからない答え

人の心理や潜在意識について学んだことがある人ならわかると思います。

これでは、自分の目指すところが漠然としすぎているし、自分の目標に制限をかけちゃっていますよね。

きっと聞いてくださったベテランの講師の方は、私にもし仕事を紹介するとしたら何が得意だったり何がやりたかったりするのか知りたかったのだと思います。

そこにこの答えです。やる気があるように見えて、何がやりたいのかさっぱり先輩にはわからなかったと思います。

そして、今までの自分の仕事での経験のみで講師として独立した私には、なかなか継続の仕事がまわってきませんでした。

人が足りない、複数人数必要な繁忙期には仕事をもらえますが、落ち着いてきた季節には全然仕事が来ない。差が激しすぎる1年目で、前職の税金や保険料の支払いがどどっとやってくることになってしまいました。

このままじゃダメだと学びを始めた

「いただけたものでいいです」などと言っていた私も、さすがに仕事をいただけないものですから、

このままじゃまずい、と自分のスキルを磨いていく必要性を痛感しました。

ひとまず「産業カウンセラー」の資格を取るために講座に通い始めました。

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