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<初心者向け>M&A・ロールアップってなに?

はじめに

こんにちは!ECロールアップ事業部の岡村です🐧

「M&A」や「ロールアップ」という言葉を聞いたことがあるけど、具体的に何を指すのか分からない、という人も多いはずです。この記事では、M&Aとロールアップの基本的な概念について初心者にもわかりやすく説明します。

「M&A」「ロールアップ」の意味

 「そもそも言葉の意味を知らない!」という方へ、簡単に説明を行います。
 M&Aは「合併(Mergers)と買収(Acquisitions)」の略です。ロールアップは、同じ業界や関連する業種の企業を複数買収し、統合することで市場シェアを拡大する戦略です。つまり、ロールアップはM&Aを行うことにより、市場を拡大する戦略と言えます。

 M&Aとロールアップの関係をイメージで例えてみると、下のパズルのようになります。中心となる企業があり、合併や買収によって周囲のパズルのピースが組み込まれています。ピースが1つだとM&A、複数になるとロールアップです。大きなピースになることを前提に、一つ一つのM&Aを実現して、積み重ねていくことがロールアップの戦略です。

何のためにするの?

M&A・ロールアップは市場シェアを拡大することはもちろんのこと、他にもいくつかの魅力があります。それぞれ見ていきましょう。

M&A(合併・買収)の目的

・経済的な効率の向上
重複する部門や機能の統合によって、経済的な効率を向上させることができます。例えば、製造業においては固定費がコストの半数を占めます。そこで、一緒になった会社と生産設備をシェアすることができれば、大幅な固定費削減に繋がります。

・技術やノウハウの獲得
前述と同様に、M&Aによって技術やノウハウもシェアすることができます、上記の画像にあるように、何か月もかけて採用活動を行う必要もなく、知見を伴う仲間が増えていきます。新しい人材や知見により新製品や新サービスの開発が促進されます。


ロールアップの目的

・成長戦略の推進
 ロールアップは成長産業などの市場において特に効果的な戦略とされています。同じ業界や関連する業種の企業を統合し、規模の経済性を発揮して企業価値の向上を図る戦略です。一つでは大きな動力を動かすには足りなくても、歯車がたくさん繋ぎ合わさることで、やがて大きな動力も動かすことができます。一つ一つの会社の特性の相乗効果により、成長を促進することができる戦略です。

どんな時に効果を発揮するの?

 M&Aは、企業が成長するための有効な手段の一つです。例えば、競合他社との合併によって業界トップ企業を目指したり、新たな市場や技術への進出を図ることができます。また、買収によって他社のブランドや顧客を獲得することで、自社の事業拡大を図ることもあります。
 一方、ロールアップは、市場における企業の統合に焦点を当てています。同じ業界や関連する業種の企業を受け継ぎ、統合することで、競合他社よりも大きな企業を形成し、市場シェアを拡大することに重きを置いています。ロールアップは、特にフラグメントされた市場や成長産業において効果的な戦略とされています。

結論

 まとめると、M&Aとロールアップは企業が成長や競争力強化を図るための戦略の一つです。M&Aがたくさん集まってロールアップになり、これはしばしば市場規模を大きくするために行われます。ロールアップ戦略の有名な事例が、ゴルフの会社「PGMホールディングス」です。具体的にどんな戦略をとっているのか、気になったら是非調べてみてくださいね。

おまけ:ACROVEがECロールアップをする目的は?

ACROVEのECロールアップ事業は、「社会の果樹園を創造する。」をミッションに、事業の「育成」を目的としたM&Aを実現しております。

人材、運用資金、運用ノウハウ不足、もしくは後継者不在による事業継続困難に悩まれているEC・D2Cブランドをグループジョインし、譲り受けた事業やブランドのバリューアップを実施しています。

多くのご縁があり、2022年6月から開始して現在まで※13件のM&Aを実現しております。
(※2024年5月note執筆時点)

これからも一つでも多くの素敵なモノ、事業、想いまでも未来に残すために、事業とブランドの価値最大化を図っていきます。

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