精巣がんの見つけ方を聞いてくれ!
こんにちは、アクロストン(夫)です。
私は日頃一介の医師として、Touch your nuts(タマを触ろう)運動というものを独りで展開しています。
(運動とは言っても友達に「男性が自分のタマを触る必要性」を話す程度です)
なぜ触るのか?
それは精巣がんを見つけるため!
精巣がんは早期に見つけ手術をすれば予後が良い(一部の組織型を除く)ですが、放っておくと転移することも。
精巣がんはタマが腫れること以外は症状があまり無く、病院へ受診するのが遅くなりがちです。
自力で見つけることが大切なのです。
乳がんの自己触診は啓発が進んでいますが、精巣がんはまだまだ。
だから、言いたい『Touch your nuts!』
5つのステップで精巣がんを見つけましょう!
1 陰嚢をたるませる。
陰嚢(いんのう。タマ袋)が縮んでいると精巣を触りずらいです。リラックスした状態で触りましょう。湯船の中はおススメ。
2 タマを握るように触る。
たまは袋の中で良く動くので、指一本でツンツンと触るだけでは絶対に癌は見つかりません。
卵を掴むように、タマを握り込んで、タマの大きさを感じて下さい。
3 タマの大きさ、固さを左右で比べる。
癌があればタマは大きく、固くなります
でも触り心地だけで大きくなってきたかは分かりづらいもの。そこで左右くらべます。
通常、精巣がんは片側だけにできます。
4 毎月、決めた日にやる。
毎日触ると大きくなる変化に慣れてしまい、却って発見出来ないことがあります。
なので月一回やることをお勧めします。
自分の誕生日と同じ日とか、給料日とかに触るのはどうでしょう
5 恥ずかしがらずに泌尿器科を受診。
もし1から4の方法で異常を見つけたら、泌尿器科を受診しましょう。
タマが腫れているのに恥ずかしさのために受診が大幅に遅れてしまい、大変な目に合った患者さんもいます。
『こんなとこ見られるの恥ずかしい』とか、『タマが腫れてる気がするけど自信が無い』とか迷わずに、レッツ受診!
精巣腫瘍についてのおススメサイト
(タイトルをクリックするとサイトへ遷移します)
1クリスマスにきんたま取ってみた精巣腫瘍の体験をまとめたマンガ。発見から手術までの様子がよく分かります。
2自己触診で早期発見をこちらでも自己触診の話が載ってます。
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妻・夫。二人とも医師。子どもに必要な性の知識を楽しく・ポップで・まじめなコンテンツにしてお届けします。 https://acrosstone.jimdofree.com https://www.facebook.com/acrosstone インスタグラム:@acrosstone