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今季初車中泊 奥多摩湖へ

春近し しかし奥多摩はなかなかに寒かった!
今年になって初めての車中泊。このところ、月に一度のペースで、1泊2日のプチ旅に出かけてきたが、最近の2回はテント泊キャンプ。車中泊での旅は11月以来で久しぶりとなる。
目指すは奥多摩湖。
実は前から行きたかった「昭島アウトドアヴィレッジ」ありきの計画。そちら方面で自然を感じられる、車中泊できるところは?
検討の結果、浮上したのが奥多摩湖周辺。下道でも3時間以内だし、道の駅も近くにある。そして、30ほど前には何度もバイクツーリングで訪れたり、10年ほど前の息子の自由研究で水質調査しに行った鳩ノ巣渓谷もあったりで、思い出の場所もたくさんある。
というわけで、まずは道の駅たばやまの名物らしき鹿バーガーと鹿コロッケを食すために朝5時過ぎにスタート。通勤ラッシュ前に街中を抜け、山間部へ。朝のワインディングロードが気持ちいい。

この赤い橋を渡ると、来たー!って思う

ほとんど他の車と出会わない。あぁ、バイクで早朝に来ていた頃と変わらないな。懐かしい風景に出会えてテンションも上がる。
赤い鉄骨の橋を渡ると奥多摩に来たなぁだと実感できる。
最初の目的地、道の駅たばやまに到着。お目当ての鹿バーガーや鹿コロッケの販売開始時間まで売店や付近を散策。すぐ近くに川が流れていてよい雰囲気。ただ、この日は温泉が休業日。
車中泊は、もう一つの候補地である、道の駅こすげに決定。
10時になり、念願の鹿バーガー、鹿コロッケを購入し、味わってみた。うーむ…。なるほどこれが鹿肉の味か!という実感はなく、普通に美味しい。何も言われなければ、食べ慣れたバーガーやコロッケと特に変わったところはなくスルーしてしまいそう。バカ舌の自分ではその味わいは分からずじまい。朝から何も食べずにここまで来たので、満足の品々だった。

鹿バーガーとコロッケ 普通に美味しい

売店で、夜と翌朝用に食材を調達。とりもつ煮と鹿肉ソーセージ、鹿カレー。そしてビール。
地のものにこだわってしまう悪い癖。今後はちょっと控えめにして、ここぞというところで贅沢することにしよう!と決心。何度めかな?
こすげのピザ販売開始時間まで時間があったので、奥多摩湖を見に行くことに。だいぶ水位が下がっているようにも見えたが、周りの木々と水面が陽の光を浴びて美しく光っている。癒される。
麦山の浮橋に向かう。以前はドラム缶橋だったそうだが、今は発泡スチロールなどの浮子が使われている。近くの工事の人に行き方を聞くと、今は切り離されていて、渡ることも乗ることもできないとのこと。ガッカリ…。やはり水位が原因のようだ。また、別の時期にくればいい。ぜひ渡ってみたいものだ。

橋の上からの風景が見たかったが…

道の駅こすげでは、ピザ🍕がお目当て。評判がとてもよかったので、ぜひ味わってみたいと思った。マルゲリータをお昼ごはんに、地元のきのこ入りペペロンチーノを晩御飯用にゲット。
ピザを味わいながら、昭島アウトドアヴィレッジを目指して出発。

あっという間にペロリ 美味!

ピザはちゃんと切れていて停車中に片手で食べられる。評判通りの美味。あっという間に完食してしまった。
さて、以前から一度行ってみたかった、アウトドア用品のストアが集結しているショッピングモール「昭島アウトドアヴィレッジ」に到着。

ついに来た 映画ゆるキャンの聖地とか

キャンプ、車中泊グッズはほぼ揃っていると、自分では思っている。でも、店内に並ぶグッズを眺めたり、手に取ったりしながらぶらぶらするのって、めちゃくちゃ楽しいんだよなぁ。
平日ということもあり、人が少なくてゆったり、のんびり各店舗を見て回る。どのショップも欲しいものだらけ。もう買うべきものはないはずなのだが、不思議なことに歩けば歩くほど欲しいものが湧いてくる。物欲も人の本能の一つなのか?
売店と温泉の閉館時間までに余裕をもって道の駅に帰りたかったので、一通りアウトドアヴィレッジを巡って、散策はおしまい。グッズを見ているだけで、様々な妄想もできて楽しい時間を過ごすことができた。

モンタベアも出迎えてくれました

道の駅たばやまでビール、こすげでおつまみとビール。何とか閉館前にゲットでき、ほっとひと安心。温泉で汗を流して車に戻り、車中泊の準備に取り掛かる。
何はともあれ、ビールでひと息つく。

車中泊の準備完了 ゆっくりしますか

周りを見渡すと、ところどころに雪が残っている。夜は冷え込みそうだな、奥多摩だからな、なんて思いながら晩御飯や寝床の準備。
とりもつ煮を湯煎し、昼にテイクアウトした地元産のヒラタケ入りペペロンチーノを温め直し、ビールとともにいただく。至福の時。

至福の時間 ビールとパスタ

ピザもパスタも1500円。ちょっとだけ贅沢してしまったかなぁ。たまには自分を甘やかしてもいいでしょう。最近、甘やかしすぎかな?周りを見てみると、車中泊のお仲間らしき車もチラホラ。どんな装備で過ごしているんだろう。気にはなるけど、知ればまた物欲が止まらなくなるので、考えないことにした。

俺の秘密基地 外は寒くても 心は熱い🔥

晩御飯の後は、車内でゴロゴロ、のんびり。本を読んだり、iPadでYouTubeを観たり。この秘密基地感が何とも心地いいんだなぁ。
愛車フィット4はコンパクトカーだが、自分にあつらえたかのようにジャストサイズ。ギリギリ足を伸ばして寝られるし、あぐらをかいてもギリギリ頭がつかない。テーブルや荷物を置くと、自分の周りにはほとんど余裕のスペースはないが、裏を返せば全ての道具に座ったままで手が届くとも言える。
コンパクトな車は、居住性は△だが、小回りがきく点は◎。初めての道でも、道幅が狭い道でも安心感がある。下道での車中泊にどんどん出かけたい自分としては大きなメリットだ。
これまでになく、すんなりと眠りに落ちる。多分9時頃に寝落ちしてから、日付が変わってすぐに地震があるまで、目が覚めなかった。福島が震源だったそうだが、車がゆらゆら揺れたので、気が付いた。寝そべっているわけだから敏感だ。初めは誰かが車に触れているのかと警戒してしまった。
それを除いては、何度か目が覚めたものの、過去一の睡眠となった。車内で寝ることに慣れてきたこともあるのだろう。新しく導入したマットの効果もあったと思いたい。

結露 そしてガチガチに凍っています

朝、フロントガラスの内側が凍っている。冬の車中泊の1番の悩み。中の湿気と内外気温差が結露と凍結の原因だと思われるが、何とかならないものか…。氷が溶けるまでスタートできないし、ダッシュボードに水滴が垂れるし。来冬までの研究課題。
まだ朝食には早かったので、帰り道にある鳩ノ巣渓谷で食べることにして、道の駅を出発。早めにエアコンかけて、窓も室内もしっかり温めたかったこともあるし。朝早くから、駐車場でエンジンかけられないからなぁ。そういうマナーを守れない、登山者らしき夫婦の車が1台いたけど、知らないのかなぁ。

鹿島踊りはここで踊ってたんだな

鳩ノ巣渓谷に向かう途中で、小河内神社に立ち寄った。ここは私がまだ現役の小学校教員だった時に、4年生の社会科で扱った場所。ダム建設と小河内村の水没、鹿島踊りの伝承などを学んだ。教員の性なのかもしれないが、学習材として扱う場所が近くにあると、ついつい寄ってしまいがちになる。教科書載せて写真と同じだぞー!って、当たり前のことを喜んだりして。

青梅線が見える トイレはピカピカ

鳩ノ巣渓谷駐車場に到着。ここはトイレがとても綺麗なことで知られているらしい。それは間違いのない事実。気持ちよく過ごせる無料駐車場。管理されている皆さんに感謝。
さて、朝食はというと、前日購入済みの鹿肉ソーセージと「タバジビエ」鹿カレー、そしてトースト&コーヒーを。

今回最後の外飯 ウインナーは鹿味しっかり

この駐車場は、登山者が登山口に向かう拠点ともなっているらしく、朝ごはん中も何台かの車が入場し、登山姿の人たちがスタートして行った。みんな、車の中でカレーやソーセージを、窮屈に食べている自分を、不思議そうに眺めながら目指す山へと歩を進めていた。

橋は通行止め 眺めはいいのでよしとするか

食後の散歩。鳩ノ巣小橋と双竜の瀧を散策。ここは息子の自由研究で訪れた場所。橋を渡って川岸に降りて、川底の石の裏にいる川虫を調査した。夏でも水が冷たく、空気もひんやりしていたのを覚えている。
今回は、橋が閉鎖工事中で渡れず、岸にも降りずじまい。浮橋に続き、またも橋に足を踏み入れることができなかった。橋運ゼロといったところか。

滝が間近で見られるのはGOOD

それでも朝の渓谷は気持ちがよく、気持ちもリフレッシュできた。周りには廃墟となったホテルなどが点在しているのだが、こんないいところなら泊まってみたかったのだが…。

片付け時間もだいぶ短縮できるようになった

散策を終えて、駐車場に戻る。車内の片付けをして奥多摩に別れを告げる。
今回は新しいグッズのテストを兼ねての車中泊旅だったが、概ね期待通りの成果を得ることができた。キャプテンスタッグのテーブルは、まさかのフィット4モデルかとも思えるようなジャストフィットぶりだし、マットも睡眠に効果があったように思える。夏の北海道車中泊旅に向けての視界が広がったように感じることもできた。

冬でもビールは美味しい🍺

また、懐かしい場所を巡りながら、若かりし頃の記憶を掘り起こしていくのも楽しかった。こんなふうに、一人車中泊訪れるなんて、あの頃は全く想像していなかったなぁ。
暖かくなる前に、電源付きのRVパークでの車中泊を試したかったが、間に合わないかな。
季節は春へ。今度はテント泊になるかな⁈
月に一度はテント泊🏕️か車中泊🚘に。そんな目標も少しずつ軌道に乗りつつあるかな。
最大の目標は7月の北海道。日程、行程、道具の準備を、急がねば!もたもたしていると、すぐに7月になってしまう。

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