202002172140

親子が雨の中階段を登っていて、お母さんが子供の話を聞きながらずっと笑っている。それだけ子供が大人の想像つかない事を話しているか、
子供の発言が可愛くて笑ってしまうのか。
気になるところである。

さて、また出張である。

技術系なのにあいついつも出張してるな。という声がそろそろ上がってきそうである。

出張は確かに気楽である。

友達の唯一いない都市と言って過言ではない、配属部署からすると他の土地の人柄は慣れているのもありやりやすい。

ただ技術のための勉強とか他人よりやり辛いのである。

ただでさえ知らない事、忘れている事だらけなのに、
旅館選びと切符の購入と晩ご飯の準備と……
帰ってきたら一気に洗濯物をしてアイロンがけをして、腐らせてしまった食材を捨て、腐りかけの食材は調理して……

絶対にいい生活とは思ってない。
会社員になる時点で不条理な事は受け入れると誓ったが、ここまで友達がいなかったり会いに行けるけれど一手間いるくらいの絶妙な距離だと困るのである。

その土地の人に申し訳なくなるので恐縮だが、
今のところ生活という生活ができていないので好きになるも何もない。

住めば都と学生生活を渡り歩いて、18切符で日本を巡ってきた身ではあるが、ここまで移動に時間を割くことになるのは正直つらい。

独学をするには自分の中の含蓄が不足して、
せめて人に訊くにも情報が絶妙に集まらなかったり、土地に根差して情報を集められていない事がつらい。

そう言っている間にも一年が経とうとしている。

何も出来ず研修と移動とで磨耗させられて、同期と上司と取引先と展示会の出展者と対面して無力感を味わって終わるだけの一年であった。

こうしている間にも、東京や地元で集まり・遊び・楽しみ・学び・人の輪を広げていく同期の報告を聞くばかりである。

また人の輪から外されてしまったと嘆くのも良いが、
どんな状況でも人生を楽しみ、学び続けている人もいるので、言い訳は立たない。

本気の時ならnoteなんて書いてない。

とりあえず、やっている事の恩恵には預かるのである。