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キッズモデルを目指すとバカになる⁉

おはよう御座います。アクウォーです。
最近でもキッズモデルの撮影をしてきたのに、こういうタイトルを書いちゃうわたくしですが、魅力的なことだからこそしっかり考えていきたいし、一見無意味に思えるような活動でも、意味を付けることで劇的に変わるのかなと思い筆を執ってみました。

予めお断りしておきますが、タイトルの通りになる場合というのは、子供達本人の気持ちが親や企画者と違うベクトルを向いている時に限ります。

キッズモデル撮影をしていると、結構意識の高い子も沢山おられますし、カメラを向けると喜ぶお子さんも居ます。
これは撮っていても気持ちがいいですし、お互いプラスになっている行為だなと瞬時に感じ取ることが出来ます。
私は自分に自身が持てずに撮られることが恥ずかしいタイプなのでいつも「すごいなあ」って思いながら撮っているのですが、子供達は大人のモデルと違って結構自分という存在を見られたいと思う子は多いです。
小学校中学年くらいまではカメラに抵抗あるという子は少ないですが、小学校高学年になると思春期がミックスされて不安定な時期もあります。

本題ですが、ではなぜキッズモデルを目指すとバカになるのか。
男の子に多い傾向ですが、好きなことがモデル以外であったとした場合、それ以外の時間を極端に嫌うからです。
ゲームに熱中していると食事も休憩も忘れて一日が終わることもあるでしょうし、昆虫の研究や外遊び、プラモデルや工作に夢中になっているときなど、正直食事や衣服のことなんかどうでもいいのです。
名だたる天才たちは大人になってもそういう傾向があります。
IT系のCEOなんかは人前に出るときでも結構ラフなTシャツで登場したりもしますよね。今日はどんな服を着ようかなと考えている時間でさえももったいないのでしょう。
どうでもいい衣服で時間を取られてしまっていると感じる子は、このキッズモデルというジャンルは最初でこそ楽しいかもしれませんが、後に毛嫌いしてしまうことも多いです。

撮影をしていると、「まだ撮るの?」「着替えるのめんどくせえ」という言葉が漏れる子もちらほら見えます。
うちの子はそんな事言わないし、楽しんでやってるわ。というご家族もいるかも知れませんが、それはもしかしたらお子さんが気持ちを押し殺して、そしてママに好かれようといい子を演じている可能性もあります。

大人が指示しなくても自然にやってる事が彼らのポテンシャルの発揮どころですね。モデルを志して衣服を嗜み、撮影会を楽しんでいるのなら栄養価の高いものとなりますが、そうでない場合、苦痛になってしまい、将来の成長への妨げにもなります。
嫌いならやめさせてしまえというのも方法かもしれないし、そんな事にならないよう大人が楽しくしてあげれば徐々に好きになったりもするので、答えは親子で出すしか無いですね。
思春期になって撮られることは恥ずかしくなったりめんどくさくなったりする子も居ますが、カメラに興味持ち始めてカメラマン気取りする子も居ますから、モデルには興味示さなかったけどカメラマンには興味あるというパターンもありえます。

毎度言っておりますが、子供は大人のおもちゃじゃない。子供が意見を言うときは頭ごなしに叱らず、なぜそういう意見になったのかちゃんと聞いてあげたいなと思うのです。

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