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72歳の職人

この前、レザーの買付をしに
レザー屋さんにふらっと寄りました。

いつもは端切れを少し買って
ささっと帰るんですが

この日は、あまり端切れもなく
色々なカラーが欲しかったので、
店員さんに色々聞いて、レザーを選び終えると
「値段は最後オーナーが決めるので」って
オーナーのとこに連れて行ってもらいました。

最初は、ザッ職人さんって感じで
少し強面な感じだったのですが
案外、めちゃくちゃ喋る人で
逆にお節介おじいちゃんなのかな?
って思うようにまで、、(笑)

ただ、1つ2つ話してると
どんどん自分が引かれていきました。

テレビや雑誌でも取り上げられてる職人さんなのに
使ってるレザーを切るカッターは
普通のカッター。

使ってる道具は
高価な物もあるけど、たいていは数千~数万円の物。

オーナーの一言が今でも心に残ってるのは
【貧乏人は知恵と体力があればなんとかなる】
この言葉がすごく心に響いてしまい
自分からどんどん質問するように
なっちゃいました。

ただの普通のカッター
一般の方なら切れなくなったら
すぐに折ると思います。

オーナーはそのカッターまでも
研いで使っていました。

【安いからといって、折りまくってたら
資源もお金も無駄】
こう仰ってました。

長く使えるものは使う。
この精神にとても同感と感銘を受けました。

自分自身も1つ気に入ったものがあれば
何年、何十年も使いたいと思うタイプです。

道具もそうです。

ただ、知識が無いため
カッターは折ってました。
知識が無いため
色々無駄にしてました。

知識があれば、なんでもできると感じさせられました。

なので、貧乏人は知恵が大事
知識を付けることで、知恵を活かすことができる。

そして、体力
体力があれば、元気に活発に動ける。

この2つを改めて心に刻み込まれました。

72歳というご年齢で、活発に活動されており
27歳の若者にたくさんの知識を落とし込みことができる
人生

仰っていた発言が
たった数時間で全て納得できました。

発言の偉大さに尊敬し
自分もこんな職人なれるように
日々鍛練し
勉強したいと思います。

今回は、自分が心奮わされたnoteでした。

ご覧頂き、ありがとうございます。

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