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世界のイチローズモルトはこうして日々進化を遂げる…秩父蒸溜所探訪記(第4部)
皆様読み疲れてきていらっしゃいませんか…もしよければ、休憩に一杯やりつつ、あと少しお付き合いくださいませ_(._.)_
ということで第二蒸溜所へGO!!まずは原材料から~
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スコットランドから輸入しているモルトが
大量に群がっておりました。
ところで、ここで気になるフロアモルティングについてお尋ねしました。
Q. 秩父蒸溜所内でフロアモルティングによって製麦した麦芽の使用比率は?
A. 第一蒸溜所の年間生産量でいうと、全体の約3%です。
Q. フロアモルティングを行う場合とそうでない場合とで、どんな味わいの違いが現れると考えていらっしゃいますか?
A. 香り・味わいともに他の製麦麦芽と比べて重層感が出ているように思います。
Q. 時期はいつからいつまで行っていらっしゃいますか?
A. だいたい12月から4月くらいまでです。
Q. 重労働と聞きますが、作業量(頻度、時間等)はどのくらいでしょうか?
A. 全体で2週間ほどです。スティーピング(浸漬)に3~4日、ジャーミネーション(発芽)に8~10日、キルニング(乾燥)に1日。ジャーミネーションでは1日約2回スコップによるターニング(撹拌)を行い、1人で行うと1回あたり1~2時間掛かります。
※上記の日数は、それぞれの工程の進行具合(麦の状態など)によって毎回変わるため参考値になります。
なるほどー。大変な作業をこなしてらっしゃるんですね。生産量が限られてしまうのも仕方ないし、その分ありがたみが増すというものです。
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麦に混ざった木の枝や小石などを除去する機械。
第一蒸溜所では手作業で取り除いているそうです💦
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こちらもフォーサイス社製。
第一蒸溜所のものより先進的な型式なので、第一蒸溜所より麦芽を細かく砕いても、
麦汁を濾過する際は目詰まりを起こしにくいそうです。
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内部の濾過槽の断面を見ている写真です。
ミルフィーユ状になっている麦の層を見ることができます。
ちなみに、第一蒸溜所の発酵槽はミズナラ製。
第二蒸溜所の発酵槽はフレンチオークでできた木製の発酵槽です。
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焦げ防止のために蒸留器の底をぐるぐると回っている鎖(ラメジャー)が見えました‼
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ちなみに中をライトで照らしてくださってる奥山さんが映りこんでいるのも見えますか??🥰
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ちなみに、炉内が高温の状態で蒸溜器を空のまま放置すると、形が崩れる恐れがあるそうです。従って、液体を払い出した後には翌日の発酵液(ウォッシュ)をすぐに入れるとのことでした。本当に良いタイミングでラメジャーを観察することができました!!ラッキー✌
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第一蒸溜所のものは複雑な香りが特徴的で、
第二蒸溜所のものは少しピートが効いていました。
第二蒸溜所の原酒の特徴として、ボディがあり味わいに伸びもあるものが多いそうです。第一に比べ生産量も多いため、皆様も飲める確率が高いのでは、とのことでした。
ここで、製造工程についてもう一度おさらい。
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輸入原酒は必ず樽に詰めて、秩父の環境下で追加熟成させているとのこと。
スコッチ、アメリカン、カナディアン、アイリッシュを
安定的に供給してもらえる某大手企業から調達しているそうです!
どこかは当然シークレット…
そうして第二蒸溜所を後にした我々ですが、最後に素敵な門をご紹介いたしましょう。
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第二蒸溜所の説明は写真メインで駆け足でお送りしました💦スミマセン💦
ラストはゲストハウスに戻ってサンプルをテイスティングさせていただきながら、奥山さんご本人について語っていただきました!
最後までお付き合いいただけますと大変光栄です!