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1分で話せ


この本は、1年前ぐらいかな?に
本屋さんでパッと目に入って手に取ってみたものです。

その頃ちょうど、
「自分ってなんで考えていることを人に伝えるのが苦手なんだろう」
と思うことが多かったのでタイトルに一気に引き込まれました。

ただ、そこから1年ぐらいほとんど読まずに放置していたので
この機会に読み直してみました。

今回は、この本から学んだことを2つのポイントに絞って
アウトプットしていきたいと思います。

①1分で話せない話は時間をかけても伝わらない

まず1つ目のポイントは、
「1分で話せない話は時間をかけても伝わらない」
ということ。


人は相手の話の80%は聞いていないというデータがあります。

例えば、どれだけ興味のある内容でもすべてを覚えておく
ことは不可能
ですよね。
逆に興味のない話は、聞こうと思って耳を傾けていたとしても
気付いたら他のことを考えていたなんていう経験はありませんか?

このように、人は話の8割型を聞いていないことは
当然のこととして前提に捉えておく必要があります。


そこで、話の8割を聞いていない相手に話を伝える上で
必要なことが「1分で話す」ということ。

つまり、どれだけ時間をかけて伝える内容であっても
大筋を1分で話すことができない限り、
相手には何も伝わらないのです。


②結論=相手に動いて欲しい方向

2つ目のポイントは、結論とは相手に動いて欲しい
方向を表したものだということ。

話がうまく伝わらない人に共通するポイントは
結論が見えていない・見えてこないということです。

話をしていても、「結局何が言いたかったんだ?」
と思われてしまうと、相手には何も伝わりません。

つまり、結論が見えていないということは
相手に何をしてほしいか・どう動いて欲しいかが
伝わっていない
ということです。


話をうまく伝えられる人は、
ピラミッドストラクチャーに沿って考えることができます。

ピラミッドストラクチャーとは、
ピラミッド型に主張と結論を整理することです。



話がうまく伝わらない人は、
この図でいう”主張”の部分が抜けているのです。

図の”根拠”(=例やデータ)の部分ばかり並べていても
”主張”(=結論=がわからなければ、
相手は「それで?」となってしまうのです。

だから、結論を出すことこそが真の意味での「考える」ことになります。


「1分で話せ」の真意

この本を読み終わったとき、本に対する印象が変わりました。

タイトルの「1分で話せ」の真意とは
なんでも手短に話すべきだというだけではなく
相手に伝える・動いてもらうための話は
1分の内容で決まるということです。

その1分の内容をまとめるために使う時間は
決して惜しんでよいものではなく、
時間をかけて相手を動かすための準備が必要です。


この本の内容はプレゼン向けに作られてありましたが、
わたしはプレゼンに限らず自分が伝えたいと思ったことには
すべてこの本の考え方が適用されると思います。

まだまだ「伝える」ことが苦手なので、
この考え方を常に意識して癖づけられるようにしていきたいなと
おもいました。

そのためには、このnoteをどんどん活用して
いっぱいアウトプットしていくことが実践につながるとおもうので、
どんどん記事をシェアしていきます!


また、「伝えることが苦手だな」という意識がある方には
ぜひこの本をおすすめします。

「伝える」プロが書いている本なのでシンプルで読みやすいです。
(わたしは2日で一気読みしてしまいました。)


では。





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