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理想のキッチンのファーストステップ

 私の理想のキッチン探しプロジェクトは2021年の11月で引っ越しをし、一段落しました。この部屋は2032年までに出ないといけない定期借家権なのですが、定期借家権の物件は往々にして割安。この部屋も例にもれず、私たちの予算では通常手に入らないような条件の良さで、日当たりも良好なせいか長年患ったうつもほぼ治りかけ、という健康まで手に入れました。

 キッチンは、物件資料に書いていないので正確にはわからないですが、約3・5畳ぐらいとみています。玄関入ってすぐの廊下からと、ダイニングからと入り口は二か所あり、その回遊性の良さが魅力です。買い物から帰ってきたらまずカバンを広くなった調理台に置き、荷物を出すことができる。廊下を挟んで向かい側にトイレ・洗面所があるので、その行き来もしやすい。料理や後片付けはダイニング側の入り口から。どちらも引き戸で開け閉めがラクでラクです。トップの写真はダイニング側から見た感じ。廊下からはこんな風に見えます。

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 くわしい中身はユーチューブで見てほしいのですが、「理想のキッチン探し」プロジェクトの一環ということで、収納にはお金をかけ、10万円ぐらいかかりました。ダイニングが南側に面しているので、その光がキッチンにも入ってきます。

 調理台の高さは85センチ、シンクからコンロまで長さは225センチ。前より45センチも長くなりました。もちろん三口ガスコンロです。ただワークトップに関しては、理想形には今一歩届きません。三口ガスコンロの周りに若干スペースがあるのですが、右側は小鍋以外は傾いてしまうし奥も鍋を置くだけのスペースはない。そのため、鍋類をいくつも使っているときは、置き場所に困ります。それでも、右側に少しスペースができたので、使う予定の調味料をちょっと置くなどの余裕ができました。今までのキッチンはこうしたスペースが全くなかったのでその意味では大きな進歩です。ただ、前回のキッチンはコンロ奥にちょっとした台があったので、そこを鍋の一時置き場にしていました。めざしたいのは、右側と奥に鍋置き場があるワークトップ。

 調理台も小物を置き、ブリタの浄水器を置き、まな板を置いてもまだ食材などを置く余裕があるおかげで、のびのびと調理できるようになりました。野菜を何種類も使う煮ものを使うときや、来客があるのでごちそうをつくるときなど、十分なスペースがあることがどれだけ助かるのかを実感しています。むしろ今までどうやっていたのだろう、と転居2か月で不思議になってしまうぐらいこの広さに慣れました。

 ただし、ケユカで買ったキッチンツールと調味料置き場を壁に設置したところ、まな板置き場がギリギリになってしまい、ちょっと取り出しにくくなりました。また、食材が多いときはそれでもあふれてしまうので、調理台はできればあと10センチ幅が欲しいです。

 洗いかご置き場もちょっと狭い。シンクが浅く広くなったので、左側を洗いかご置き場にしているのですが、二段式か一段かで夫と意見が食い違いました。よく洗い物担当になる夫は最近、洗いぶきをしてくれるようになったので、一段で十分で、むしろ2段にすると2段目を支えるポールが邪魔になる、と言います。しかし私は鍋類など大物を洗うときや、食器を立てておくのが難しいのは困る、というので、洗いかごを二つ買いまして、お互いに使い分けております。

 キッチンの下の収納は思い切ってラック類をそろえ、引き出して取り出しやすいようにしました。引っ越したら不要になるのかもしれないとは思いつつ、今使いやすいことがプロジェクトでは大事、と夫にも背中を押されてディノスの収納ラック類を付け加えました。ただ、醤油などの調味料ボトルを斜めに入れられるラックは、上が引っかかることがある、奥が深すぎるので新聞紙を丸めて上げ底にしなければならないなど、使いやすさの点では微妙な感じです。前みたいに浅い箱の上にボトルを並べた場合とどちらが使いやすいのだろう、と思いながら使っています。また組み立ても複雑で、引っ越しを手伝いに来てくれた友人にお願いしました。自分だけなら組み立てに挫折してしまったかもしれません。

 冷蔵庫の置き場は選択肢が多く迷いました。右側から開くタイプなのですが、壁につけても通路の入り口があるので右側の壁にもつけることができたのが、迷った原因の一つです。最初はコンセントがすぐそばにあることから、廊下から入ってすぐの場所に置いたのですが、取り出した食材を一時的における調理台から遠い。また、そうすると、右手の壁がデッドスペースにもなる。結局、キッチンのほぼ中央、通路から入ってすぐの壁につけました。コンセントは遠くなりますが、ダイニング側の壁の下から延長コードを這わせて使いました。そうすると、慣れない間は冷蔵庫の存在感が大きく圧迫感があるように感じたのですが、使いやすいのでやがて慣れました。扉を開けてすぐに調理台やシンクに置けるし、ダイニングからも通路からも近い。そして人一人入ってもスペースが余裕の95センチなので、邪魔になることもない。快適です。

 困ったのは電子レンジ置き場です。以前は一人暮らしのときから使っているミニチェストの上に置いていたのですが、何しろ1996年に買ったので、扉の蝶番がここ数年でバキッとはずれてしまい、扉を外して使う、というみっともない状態でした。また、今度のキッチンは収納力があるので、食器の置き場も確保できたので、ミニチェストはついに粗大ごみに。替わりに電子レンジをどこに置くか悩みました。最初は、写真の右手奥にあるルミナスのラックの上に置くため、熱を持つものを置けるという、ディノスの薄い収納台を置いたのですが、電子レンジを置くと真ん中が凹んでしまう。慌てて無印で買った背の高いラックを置くことに。ディノスの台の上には炊飯器、トースターを置きました。上の台が引き出せるので、茶碗の一時置き場にできます。引き出しにはラップや鍋つかみを入れています。

 でも、無印の収納もなかなか組み立てが難しい。もしかして組み立てを頼むお金で無印は儲けているのでは?と思うぐらい。それから大量のごみが出ました。段ボールだけでこんな感じ。

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 さらに発泡スチロールが45リットルのごみ袋3個分使いました。無印は決してエコじゃないです。

 電子レンジ置き場の下に引き出しをつけ、食器入れと、クロス類入れにしました。冷蔵庫の隣のスペースが60センチほどあるのですが、実はもう今持っているモノの収納場所はほぼ確保できたので、今は買い足さず、前に使っていたちょっと壊れかけのルミナスのラックをそのまま置いています。脚が壊れていて安定性に不安があるので、ビニールや使わないほうの洗いかごを置き、下にゴミ箱を置いています。

 このキッチンの魅力の一つは、通路側に大きな収納があってパントリーが設けられることです。私の理想は、二列型キッチンで、奥にパントリーがあることなんですが、そこまででなくても独自の収納があるのは助かる。通路にはふだん使わない梅干し用の樽や土鍋、ストックの食材などを置いています。助かります。これがあることも、キッチンの収納に余裕があることにつながっています。

 換気扇も前のモノより遠いせいか排気力が強いのか、同じカバーを使っているのですが、汚れにくくなりました。前は2週間も使うと、油が垂れかけてくるほどだったのですが、今回のものは1か月でもうっすらと汚れる程度なんです。ただし相当うるさいので、キッチンで換気扇を回していると、ダイニングにいる人と会話が成立しません。壁がつるつるなので、使ったら拭くで清潔さを保てます。年末の大掃除がおかげでめちゃラクでした。シンクの生ごみ受けも浅くてたまった食材カスを捨てて、さっと洗えばいいだけなので、毎回洗いぬめりが溜まることもありません。高性能なキッチンはお手入れもラクなのです。

 理想形を考えながら使っているので、ちょこちょこ不満はありますが、おおむね快適で、料理が楽しくなりました。ちょっと新しいものでも作ってみようという気になります。残念ながらあまり時間がないので、できないことも多いのですが。以上、理想のキッチン暫定形のご報告でした!

 改めてユーチューブの動画はこちらです。チャンネル登録していただけるとうれしいです。今後は、キッチンを探すためもあってのメーカーの取材ものを配信していく予定です。


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