PRODUCE101という新たな沼

呆気なく始まりを告げた就活を横目にもうすぐ今年が終わろうとしているこの季節、なかなか手をつけていなかった進級論文の終わりも見え始めているところに毎週木曜夜9時の楽しみも終わりを告げた。


その毎週木曜日夜9時たるもの、PRODUCE101JAPAN


本家の韓国版は、デビュー済みのグループを知ってから見たことはあったが101人の練習生がまっさらの状態で見るのは初めてだった。


わたしは既に他界隈の推し事で手一杯な為(レモンサワーと筋肉の人達です)「沼に嵌るまい」と友達に宣言していたが、まっさらな状態で韓国版を見ていた友達には「まず無理やろ」と言われていた。


その「沼に嵌るまい」という宣言も虚しく、あっさりその沼に嵌ってしまって放送開始を心待ちにしていたのは101人の練習生の自己紹介動画がYouTubeに上がったのをひと通り見たあとすぐからだった。


101人の中からきらりと光る自分のタイプの男の子を見つけ出して成長する姿を見届けられる且つ投票して育てられるというオタク心を満たすコンテンツをどうもありがとう。


減っていく選択肢と投票数に悲しくなったことは幾度となくあるけれど。


オーディションというサバイバルの中でも和気あいあいと切磋琢磨しながらどんどん歌もダンスも上手になって日に日にかっこよくなる同世代の男の子たちの姿を見てきたから、もはやファイナリストが20人決まった時点で落ちていい子なんてわたしの中では1人も居なかったし、願わくば20人とも、なんて思ったりもしたけれど椅子は11しかなくて。


そんな中でもわたしがひっそりと愛してやまないピンクヘアが特徴の天性のアイドルの彼が涙を流しながら「今日が終わりじゃないから、始まりだから、」と壇上で紡いだことがとっても印象に残っている。


そうだ、これは終わりじゃなくて、今回夢を掴めた子もそうじゃなかった子も、青春というかけがえのない半年を過ごした戦友同士であって、みんなそれぞれもう次の道を見据えて前を向いている。


終わりがあれば、やっぱりちゃんと始まりもあるんだね。


そんなことを教えてくれた彼らが渡韓した先で待ち構えられた沢山のカメラだったりマスターさんとやらがもう居らっしゃることだったりにめちゃくちゃびっくりしたし、彼らの自己紹介の頭には"JO1の"というのがもう付け加わっていてしっかりアイドルなってるやん、と嬉しいような寂しいような気持ちになっている(その気持ちは一体誰目線やねんというツッコミはさて置き)。


もう日プが終わって2週間ほど経とうとしていてやっぱり毎週木曜夜9時の楽しみがないのは心が乏しいけれど、公式さんからの供給を楽しみにしつつ今はまた本編を見返しているところ。


宿舎がどうとか韓国式のサイン会がどうとかオタクたちの妄想が色んなところで独り歩きしていてこれからが楽しみだけれど、とりあえずみんなが安心してアイドルできる環境と強固なセキュリティを先ず宜しくお願いしますね(誰)


こちとらオタクには手馴れたもんなので、モバイルのファンクラブしかない?そんなもん必要になったら枠を増やそうやないか。グッズがほしい?メルカリに頼れ。と腹を括って来年は元々手一杯だった界隈の傍らこっちも啄くから推し事パーフェクトイヤー破産祭りが開催されることに間違いはなかろう。


好きな物は好き!という心に忠実すぎる超不器用な単細胞オタクですが、ただひとこと言えることは「持つべきものは推し」


推しは増えた方が日々楽しいです(比例するようにお金は飛んでいくが)。


アイドルっていう界隈がわたし自身初なのと、それでいて国民的アイドルの活動休止やら脱退やら解散やらを見たことがあるからこそ形あるものに永遠なんてないのかなあ、なんて漠然と思っていたけれど。


平均年齢もわたしより年下で今回1位を獲得したセンターの子がなにより高校生ということに心を痛めているけれど、きっと彼らのこれからは希望に満ち溢れている筈だから。


その永遠を、ちょっとはじめて信じてみようかな、と思ったのですよ。

同世代の男の子たちが口々にした「青春」、わたしにとってもPRODUCE101JAPANは青春だったなあ。

わたしの新しい趣向を開拓しオタク心をくすぐるコンテンツを毎週のように供給してくださったPRODUCE101JAPANに携わった方には心からの感謝を申し上げます。

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