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パンとスープとネコ日和、がんばりすぎないベーグル

明けましておめでとうございます。

仕事納めに向かって目まぐるしく60時間超えの残業をしていたらなんとなく続いていた毎月更新をすっかり忘れてしまっていました。

わたしのお正月はというと、帰省した妹にちいかわを勧められてはじめて見たらちいかわにハマったり、選挙に行く割合と初詣に行く割合だと前者の方が低いのに選挙に行った方が願いが叶う確率が高いというツイートを見てなんとも言えない気持ちになって初詣も恰好だけで済ませたりしていました。
たしかに神様も一年に一度都合よく現れる大量の参拝人たちの願いを叶えてくれるというのはさすがに虫が良すぎる気がしないわけでもないのでお賽銭を入れて手を合わせて恰好だけ。そしてわたしは「自分でなんとかします」と神様の前で腹を括ったのでした。

そう、それで、冬休み最後に見たドラマの話をしようと思います。

パンとスープとネコ日和

もうタイトルから絶対好きなやつ!年内に見ようと思っていたらもう年を越してしまったけれど。

やっぱり本当にタイトルから絶対に好きなやつでした。全てが心地いいんですよこのドラマは。

主人公のアキコさんのさっぱりした性格。

周りくどい言い回しもない、人物設定の細かな描写もない。

やさしい音楽。

日常に溶け込む中で感じ取れる登場人物それぞれの人間性や感情。

すべてがちょうどよくて心地いい、そんなドラマでしたね。がんばりすぎないのに美味しそうなお料理もすてき。

わたしも焼き菓子を作るのが好きで、いつかお店を開いてみたいなぁと思っていたからこういうお店が本当に理想的。いいなあ。わくわくする。

猫のたろちゃんもかわいい。

そして意図もしないところで勇気が沸いてくるような言葉に出会った。

「それでいいのよ、好きでさえあれば。でも確かにあらかじめその方面の才能がなければ無理かもしれないわね。でもあなたにはそのセンスも才能もあると思うし自分が何を好きかわかっている人には、いろんな力を呼び込むことができるのよ。」
『パンとスープとネコ日和』第1話

「店を開いたら?」と先生に言われて「料理は趣味みたいなものですから」とアキコさんが言ったあとに続いた先生の言葉。

個人的にアキコさんの状況と自分の今の状況が重なって。わたしは今年の2月いっぱいで今の職場を引き上げ、東京に異動する。

今の職場で積み上げてきたことに自信が無いわけではないけれど、特殊な業種だからうまくやっていけるかなという不安ももちろんある。

でもわたしは今の仕事が好きだ。

好きでさえあればそれでいいし好きなことも分かっているからいろんな力を呼び込みに東京へ行く。アキコさんのようなわくわくする新たな挑戦をしに。

売れた分でおしまい、コーヒーもお酒もない。自分の好きなものだけで自由にお店をするアキコさんが少しうらやましくもある。

このドラマから感じた「好きなことだけ」「がんばりすぎない」をモットーに新生活を送っていけたらいいなあ。

また疲れたらこのやさしいドラマに戻ってきたいと思います。原作も早く読まなくては!

そしておいしそうなドラマに影響されて早速作りました。


バターも牛乳もいらない、工程も少ないのにおいしい。がんばりすぎないベーグルと、大好きなあんバターはいつだって味方。

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