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「額縁」

この存在の大きさを理解していない人は実はまだ多いのかもしれない。

額縁は人間で言うと髪型のようなもの。
逆に「髪型は顔の額縁のようなもの」と言われることもありますが…

印象を左右する、重大な役割を担っているのです。


私は今、額縁迷子だ。

昨年末に完成した刺繍絵。
この額装がいまだにできていないのです。

オートクチュール刺繍で絵を描くと、完成品は半立体になる。

この半立体にぴったりな額縁を探すのが至難の技だったりします。

・奥行きありすぎ
→「遠っ!」という印象になる。しょぼくなる。
・ガラス面を取っ払う
→作品に埃がつく。気に入った額縁がガラス面取れないこともしばしば。

0.5cm〜1cm程度の厚さでいい時もあるんです。
理想の額縁は種類も多くないし、探すには長い道のりが必要。
悲しいかな、予算が潤沢にあるわけでもない。。

以前、ブランドロゴを刺繍した際に額装したのは、厚みのない額縁でした。

その時は額屋さんに相談すると「泥足したらいけるかも」とのこと。

泥足とは、作品に対して厚さが足りない額装に、職人さんの手で厚さと足すという技術。なぜ泥足と呼ぶのかは…調べたけれどよくわからなかった。

元は油絵作品のために、キャンバスに貼られて厚みにある作品を額装するための技術だったようです。

正面から見ると普通の額縁ですが…

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横から見ると厚みがあります。

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額縁の裏にみえるグリーンの部分が泥足です。

ただ、横から見て「あ、分厚い。」と思います。

たくさんの作品が泥足で飾られているとすると…うーん、ちょっと重いかもしれないです。完全に個人の感覚ですが…


そんなわけで、私は「額縁迷子」だ。

0.5cm~1cm厚くらいで、ガラス面つけたまま、泥足もせずに額装できる額縁が大量に見つかるお店と運命的に出会える日を待ち望んでいます…。
価格帯とサイズ幅が広く、刺繍作品を額装までしてくれるとよりありがたい(要求多!)

刺繍作家さんたちはみなさんどうしているんだろう。
パネル派、ガラス取っ払う派は結構いらっしゃると思うのですが…。
私も今の時点ではガラス取っ払う派かなぁ。

有力な額縁屋さん情報がありましたら、acocoまで!

acoco

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