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もし「君はどう生きるか?」と問われたら。

映画「君たちはどう生きるか」の宮崎駿氏のドキュメンタリーを観ました。
その中で宮崎氏が言った言葉がとても印象的だったので紹介します。

「生きるってことがどういうだか、俺だってわかっている訳じゃない。」

「もののけ姫」で「生きろ」
「崖の上のポニョ」で「生まれてきてよかった」
「風立ちぬ」で「生きる」

宮崎氏は、生きるとは?と繰り返し映画の中で鑑賞者に問い続けて、なお、
「生きるってことがどういうだか、俺だってわかっている訳じゃない。」
未だに、生きる、ということに泥臭いほど格闘し続けている在り方に心底驚きました。心のうちにある真実を真摯に悩み、苦しみ尽くす。そんな精神力が人間にあるのかと。また、どろどろ悩んだり、わからないことがあってもいいのだな、と思えて、なんだか安心しました。

もし「君はどう生きるか?」と問われたら、わたしはなんと答えるだろう?
わたしは写真を撮ってSNSに投稿するのだけど、最近、よく写真に添えている言葉が「Seize the day」。「今を生きる」「今を楽しむ」と訳されることが多いです。しかし、わたしは今に集中せず、つい先のことを考えたり、ちっこい損得勘定や不平不満をぷすぷすと燻らせてしまいがち。今を不完全燃焼に過ごしがち…
「君はどう生きるか?」と問われたら、「Seize the day」と心から答えたい。

わたしは、真剣に作られた作品に対して、面白かった、よかった、で、終わらせず、作った人の意図を汲み取ろうとし、わからなくても腑に落ちなくても、何だろう?と問い続けたいし、問われた問いには未熟であっても答えたい、と思うのです…

もし「君はどう生きるか?」と問われたら。
これを読んでいるあなたなら、なんと答えますか?
コメント欄に書き込んでもらえたら嬉しいです。

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