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若くして心に鬼を棲まわせる者は大成する

昼食を食べたあと、
息子Aが泣きながら私の元へやってきた。

「お母さん!僕のトッポを誰かが食べちゃった。
僕、一口も食べてないのに・・・・」

先週、私の実家に遊びに行った際、
じいじが沢山持たせてくれたお菓子の山。

ちゃんと、3つずつ買ってあり
均等に分けることができた。

そのトッポの箱が開けられて
そして、中身が入ってない・・・

犯人は息子Bか息子Cしかいない・・・

息子Bは私の考えを見抜いたかのように

「どうせ、お母さんは僕が犯人だと思ってるんでしょ。
僕、盗んでないよ!」

と怒っている。

「いや、犯人じゃないなら堂々とすればいいと思うよ
だけど、必ず、やったことは
悪いことも、良いことも
違う形で自分に返ってくるからね」

と言うと・・・

ギクっとした顔をして
「1つ食べた」と白状。

「なんでAのものを勝手に取ったの?」
と聞くと逆上。

「正直に話したのに
なんで怒るの?
お母さんなんて死んじまえ・・・」

と暴言を吐いてきた・・・

隣で聞いていたAは
「お前がいけないんだろ」
と言っている

普段だったら、売り言葉に買い言葉の私ですが
ここ最近、私の中で大きなパラダイムシフトが起こり
グッと感情が我慢できるように。
*この話は別途書きます


どんどん出てくる暴言を聞き流していたら
5分くらい経った後
「ごめんなさい」
とBから謝ってきた。

「いいよ、ごめんなさいが
言えるようになって変わったね」

と言った

「じゃあ、約束の帝王学の勉強しようか?」

ゲームをしたい息子は

「夜じゃダメなの?」
「明日の朝は?」


と言っているが
「今やろう。
今が嫌なら、
もうお母さんは教えようとはしないね」
と伝えた。

すると「じゃあ、今やる」
と決めた息子B。

人の中に棲む5つの鬼の話と
そして、
人が人生をかけて紡いでいく
5つの徳の話をした。

いやー、全然聞いてない。
早く終わりたい。
と思っているのが
ひしひしと伝わってくる。


それでも諦めずに
以前、師に頂いたレジュメを一緒に読む。

すると、彼が食らいついた一文があった。

「帝王学には
若くして心に鬼を棲まわせる者は
大成するという格言があります。
しかし成長する過程で
心に鬼を持つ者は黄泉の国には渡れない」

という一文。

「僕、帝王になれるかも」と一言。

「そうだよね、
子供はみんな鬼を持っているんだけど
3人の兄弟の中で、
Bが一番心の中に鬼がいると思わない?」

と話すと、
「うん」
と頷く。

「鬼が沢山いる分、
その鬼を全部追い払うことができたら
真の帝王になれるんだよ


だからね、
もし、これから
嫌なことを言っちゃったり
悪いことをしてしまったら

その同じ数か、それ以上に
良いことをしたり
素敵な言葉を相手に伝えよう」


そう伝えると
「分かった」
と言って

ゲームをしに走っていきました。


1回言ったから伝わるはずもなく
わかるまで
何度も
何度も
伝え続ける。

これが大事だと思ってます

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今日の帝王学の教え

「若くして心に鬼を棲まわせる者は大成する
しかし成長する過程で
心に鬼を持つ者は黄泉の国には渡れない」


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