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闘病記エピローグ「退院を明日に控え」〜50歳脳卒中で絶賛入院中〜

2022年7月6日49歳の時に脳卒中で倒れ、1週間後めでたく50歳に。
右片麻痺になり右半身に後遺症が残って入院中。
2022年12月25日からリハビリも兼ねてnoteはじめました。
これまでの経緯と入院闘病記はこちら↓

入院生活7ヶ月、ついに退院

入院生活も7ヶ月を超え、ついに明日退院となった。
退院が決まったというより、もともと入院期限は決まっており2月10日が期限だったので期限当日に退院するというわけだ。

わたしの場合、脳血管障害の150日間+高次脳機能障害の30日間で計180日間(約6ヶ月)がリハビリ期間として与えられ、7月6日から8月15日まで急性期病棟にいたので、合わせて7ヶ月超という長期入院となった。

この決められたリハビリ期間というのは診断された病名で決まり、後遺症の重症度には関係ないので、わたしよりも後から入院し先に退院していく人たちを何人も見送ってきた。

そんなこんなで、気がづけば病棟の中で一番の古株に。顔馴染みの人たちが何人もいて、新しい人がどんどん入ってくるので全員とは言わないが、ほとんどの患者さんを把握していると思う…笑

退院後も続くリハビリ生活

退院するからといって、すぐに普通の生活に戻れるわけではなく、今後は通院しながらのリハビリ生活となる。脳出血によって損傷してしまった脳の部位が元に戻ることはないので、別の部分で代替させるしかない。その訓練がリハビリであり、この7ヶ月間日々取り組んできた。

代替することで上手く機能した部分と、なかなか機能させることができない部分があり、それでもまだまだ向上の余地ありと考え、通所リハビリを希望し継続することにした。

現在、外を歩くには杖と装具が必要だし、手も右麻痺のためまともに文字も書けなければキーボードを打つのも難しい。顔にも右半分だけ麻痺が残っている。
感覚を司どる視床出血だったため、じんじんした痺れもあり感覚障害もある。右半身のつっぱり、動かしにくさ、とても重く感じる、体感温度の異常(冷たく感じる)、皮膚感覚の異常(ザラザラした感じやヒリヒリする)などを抱えている。

それでも入院当初の状態をを考えれば手も脚も遥かに良くなったし、自分の脚で歩いて帰れるだけでも御の字だ。もちろん体が元通りに”治る”ということはないのだが、可能性がある限りリハビリは続けていこうと思う。

リハビリ漬けの毎日から日常へ

通所リハビリは、今入院している病院とは別の場所になる。
また入院中は毎日休みなく1日最大3時間のリハビリを受けることができたが、退院後はリハビリの回数も時間もグッと少なくなる。

まずは初診で判定されるようだが、今のような手厚いリハビリは入院中しか受けることができない。それが期限ギリギリまで入院していた理由だが、いよいよ明日が入院の期限となった。

明日は朝ごはんを食べたら、家族が来て退院手続きをし出発となる。
ゆえに今日が最後のリハビリとなった。特に回復期リハビリ病棟に来てからの半年間は、土日祝日も休みなく毎日リハビリがあったので、明日からそれがなくなるのがなんだか不思議な気分だ。

通所でのリハビリだけでは足りないと思うので、可能な限り家でもトレーニングを続けていくが、今後はモチベーションの継続が課題になるだろう。

とにかく感謝しかない

この7ヶ月間気持ちが折れることなく、入院生活を全うできたのは、日々応援し支え続けてくれた人たちのおかげだ。
特に毎日そばで関わり励ましてくれた療法士さんたちの存在は大きく、どんなに心強かったか。よく「辛くきついリハビリを乗り越え」なんてイメージがあるが、少なくともわたしにとってリハビリの時間は楽しかった。

これまで関わってくれた療法士の皆さん、特に最後の期間に担当してくれた理学療法士さん、作業療法士さんの二人には心から感謝している。本当にありがとう!!!もっともっと良くなることで、恩返しができたらと思います!

看護師さんはじめ、病院スタッフの皆さんにも大変お世話にまりました!ソーシャルワーカーと呼ばれる人たちの偉大さを間近で知ることができ、本当にいい経験をさせてもらいました。

同じ患者という立場でリハビリを頑張ってきた皆さん、同じ病気の人も違う病気の人もいて、また年代もまちまちだったけど、毎日顔を合わせ声を掛け合うことができ、楽しかったし気持ちが和らぎ助かりました。ありがとうございます!

そしてコロナ禍で面会もままならず、心配ばかりかけた両親と子どもたち、弟一家、妹、友人、パートナー、さらに毎日Twitterを通して励ましてくれたフォロワーの皆さんにも心からの感謝を!!!ありがとうございました!

入院日記はひとまずこれで終わり。引き続き、自宅に戻ってからのリハビリの様子などお届けできたらと思います!

おしまい。


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