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「女性らしさ」という言葉に違和感や抵抗がある

いまだ蔓延る男尊女卑の風潮の中で女性が闘わずに生きるには、自分の女性性に気づき、自分の女性性に従うことが鍵



左足の痛みが激しく強めのマッサージをしていたら、広範囲でドス黒く内出血して
ました。何かやるときは徹底してやるわたし。“また”やり過ぎてしまったようです。学習能力は皆無かもしれません。

リハビリ担当の先生は現在入院中なので、また怒られる心配はなさそうですが、いい加減わたしも学習したいものです。でもマッサージって、“痛い方が効いてる感”
ない?(共感者、激しく求む)

では今日のお悩み相談に参りましょ。

◇◇◇



わたしの女性クライアントさんはみんな戦闘民族で武闘派女子ばかり。そんな人たちの共通テーマは「女性性」の開花。

あやさん、こんにちは。いつもインスタやストーリーの言葉にハッとさせられながら自分と向き合っています。私の悩みも使えるようであれば、ぜひネタにしてください。笑

私は、「女性らしさ」という言葉にすごく違和感のようなものを感じていて、お洒落とかメイクとか、興味がないわけじゃないけど、女性らしい格好やメイクに抵抗があります。

「女性なんだから」という言葉にも違和感があって、職場は完全な男尊女卑の社会で、責任のある仕事やポジションは女性には任せてもらえません。お茶くみや掃除や雑用は押し付けてくるのに。理由は「女性だから」だそうです。

これ以上舐められてたまるか!見返してやる!と同期や男性社員より頑張って結果を出しても昇給昇格はなし。虚しすぎる。笑

女性というだけで損する、下に見られる、相手にされないなど、マイナス要素しか見つかりません。これが「女性らしさ」に抵抗を感じる原因でしょうか?

ちなみに私の生育環境もお伝えすると(必要ですよね?笑)、私の実家は父が家業を継いでいて、母はその手伝いをしていますが、父方の家系は典型的な男尊女卑で、母は下女のような扱いをされていたように見えました。

跡取り(の予定)の弟は大切に育てられていた記憶がありますが、私は「お前は働かなくても嫁に行ければそれでいい」くらいのことを言われた程度。そこでも男女の扱いの差みたいなものは感じていたと思います。

Tさん

今回も色々解説したいことはあるし、いろんな方面からアプローチできるのですが、“話せば長い話”になるのでここでお話しできるものだけお伝えしますね。

女性らしさとは?


今日は突然質問から参りましょ。Tさんにとって「女性らしさ」とはどんなものですか?どんな人が女性らしい人です?これ、読者の皆様も考えてみてくださいな。あなたが思う「女性らしさ」とは?

...考えた?

これね、聞いておいてなんだけど、正解はないんですよ。捉える人の解釈や価値観の問題。

もう何年も前、女性起業家がSNSで注目され始めた頃かな、『女性らしい働き方しましょ(はぁと)』的な謳い文句が流行り、きらきらしいものや、ゆるふわぁ的な装い・働き方・生き方を真似する人が増産されましたよね。

こういう世間が植え付けるイメージは結構根深く、老若男女問わず洗脳されるんですよね。常識や価値観って、こういうムーブメントで作られたりするからさ。

そのおかげで、女性らしさどころか「自分らしさ」が分からなくなって彷徨う“自分迷子現象”に陥る人も急増しましたな。というか今も多い。

何をもって「女性らしい」と言うかは、それを提唱する人の解釈や価値観でしかないのですよ。ビジネス戦略として謳われることもあるな。そういう場合の「女性らしさ」は、男ウケする女性像だったりするよね。

大事なことは2回言う派なのでもう一度言いますが、何をもって「女性らしい」と言うかは、その人の解釈や価値観次第。そこに正解不正解はありません。

それに、ぞれぞれが持っている女性らしさ・女性的な部分って、みんな違うもの。それがThe個性です。

なので、誰かの解釈や価値観をもとにした「女性らしさ」に惑わされる必要はナッシング。それより、Tさんが持ってる独自の女性らしさを見つけましょうよ。いや、女性らしさより「自分らしさ」を見つけてください。

「女らしさ」を目指すと自分を見失う。「自分らしさ」を目指すと、自分らしい女性的な部分も自ずと開花する。そういうもんですから。

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お母さんより幸せになってはいけない


>女性というだけで損する、下に見られる、相手にされないなど、マイナス要素しか見つかりません。これが「女性らしさ」に抵抗を感じる原因でしょうか?

うん、そうね。それもあるわね。Tさんが「女性」に対してそう解釈していれば、違和感や抵抗を感じるのも自然なことでしょう。

駄菓子菓子(駄菓子菓子)

これはあくまでも表面的な要因。女性は損する、下に見られる、相手にされないなどなどの解釈を持っているということは、そう解釈せざるを得なかった経験があったハズなんですよね。

それがまさにTさんが気を利かせて書いてくれた生育環境です。参考書に載っている事例通りなので、新たに例を挙げる必要がなくて助かります。多謝。

男尊女卑の風潮が残る家系で、お母さまは「女性」という理由で虐げられてきたのを見て育った。きっとお母さまがグッと耐える姿も見てきたことでしょう。

その体験によって、女性として生まれた以上は虐げられる、耐え続けなければいけないなど、“女性として生きる上での前提”が作られたと思うのですよ。Tさんにとってお母さまは女性の象徴ですから。

女性はこうやって生きるもの、みたいな固定概念は母親から受け継ぎます。実際、Tさんも今、会社で虐げられてる、耐え続けるみたいな立場でしょ?お母さまと同じ生き方をしてると思いません?

ただ、ここに気づいたところで、その生き方を急に変えることは難しいと思われ。なぜならTさんのような方は、「罪悪感」という自分の幸せを制限する感情を持っているから。

お母さんはあんなに苦しんでるのに、わたしは助けてあげられなかった(罪悪感)、だからお母さんより(女性として)幸せになってはいけない!という制限。

ここはカウンセリングなどで深堀りする必要がありますが、男勝りな武闘派女子は正義感や責任感が強く、ゆえに罪の意識も強くなるのです。

でだ、この「お母さんより(女性として)幸せになってはいけない」という制限の外し方は色々あって、すぐ取り掛かれるのはこちら。これはわたし個人も実際にやって効果的面だったやつ。

① 母親に当時のことを聞く

わたしも母親が父親に虐げられ我慢している姿を何度も見てきたので、母はさぞかし苦しかろう、辛かろうと思っていたのですが、実際のところ、当時はわたしがいないところで父親にブチギレていたそうですwww(雑巾投げつけたりとか)

さらに母親は引きずることがない人で、数十分経てば嫌なことはすっかり忘れるというチート級の性質を持ってやがり、当時の苦しさは殆ど覚えてないと。こっちがこんだけ長年気にしてやってたのに本人はケロっとしてやがる!(天誅)

何てこった。完全に時間と精神力の無駄だったわ。そう思った瞬間、「母親を助けられなかった罪悪感」はめでたく天に召されました。

親は、子どもが見てないところでストレス解消してるし、大人なので、それなりに対処の仕方も知ってます。

Tさんのお母さまも、Tさんが見てきた姿が全てではないんですよ。それに、Tさんにとっては苦痛なことでも、お母さまにとっては大した問題じゃないこともあるでしょう。

「お母さんが苦しそう」「お母さん可哀想」は、受け手の解釈であり誤解であり幻想であり妄想であることが多々あります。その誤解を解くために、一度当時のお話をお母さまに直接聞いてみるのも一つの手かと。

それが済んだら、次へ進みましょう。

② 母親の立場で自分を見る

母親というものはとても強く愛情深い生き物でして、自分がどれだけ苦労しても、我が子には幸せになってもらいたいと思うらしいです。

Tさんのお母さまも同じじゃないかな?。お母さま自身が男尊女卑で苦しんでいたのなら、Tさんには同じ苦労させたくないと思ってるんじゃなかろうか?

こんな感じで、母親の立場でご自身を見てみてください。女性として幸せに生きることに罪悪感は必要ないことが理解でき、「お母さんより(女性として)幸せになってはいけない」という罪悪感(制限)は手放せます。

ただ、ここまで簡単に言ってますけど、これは罪悪感の深刻度によるので、本当はカウンセリングをお勧めしますけどね。

自分で手放せる程度のものであればこのステップだけでも十分効果ありますので、とりあえずTさんも試しにやってみてください。いまいちな感じがしたら、そのときはカウンセリングも選択肢に入れるとよろしいかと。

女性としての幸せを受け取る


ここまでのステップで、「お母さんより(女性として)幸せになってはいけない」という誤解が解けたら、女性としての幸せを受け取っていく実践編に進みます。そのためにもいくつかお勧めのステップがございます。

① 世間一般の声に惑わされない

これは最初にお話ししたことですけど、世間的に言われる「女性らしさ」は、誰かが作ったもの(誰かの解釈や価値観)。それが全てではないし正解でもない。自分らしい女性的な部分を探すのが大事大事。

② メリット・デメリットを書き出す

Tさんに限らず、多くの人は、「男性だから良い悪い、女性だから良い悪い」の二元論で性別を捉える傾向があります。ですが、良い悪いの問題じゃないんですよ。

この二元的思考パターンから脱却するために、「男性であることのメリット・デメリット」「女性であることのメリット・デメリット」を思いつく限りリストアップしてみてください。

これやると不思議なもので、どちらが良い悪いではなく、性別の違う人同士が共存するからこそ世界は成り立っていることや、お互い助け合うことが必要だってことがよくわかるんです。この意識も大事まじ。

③ 女性として生まれた理由を探す

人は、いつから人生を始めるか、どんな人として生きるかを“自分で”決めて生まれてくると言われています。だとしたら、「わたしはなぜ女性として生まれることを選んだのだろう?」とご自身に問いかけてみてくださいな。

その上で、女性として生まれたことで良かったこと、嬉しかったことをリストアップしてみましょう。ここまで来れば、「女性らしさ」への抵抗や違和感、「女性として幸せになる」ことへの罪悪感や制限はかなり解放されると思います。

④ 思考ではなく感情・感覚・本望に従う

これまで世間的な「女性らしさ」に囚われていましたが、今後は自分が思う通りの振る舞いや行動をしていきましょう。思考を使うのではなく、感情や感覚、心の声に従うのです。

実はこの感情・感覚・心の声(本望)が女性性の部分。女性らしい振る舞いをするんじゃなくて、自分が望む振る舞いをすることで女性性は開花されるんです。

これよく勘違いされるとこなんですけどね、「女性なんだからこんな格好しなきゃ」とか「女性らしく振る舞うにはどうしたらいいか?」とか、考えて行動するのはガッツリ男性性を使ってるんですよ。

女性性を開花するどころか、より一層女性性を閉じ込めてるの。The本末転倒。

どうしたいか、どんな服を着たいか、どう振る舞いたいか。それが例え男性的なものであっても、自分の心がそれを望んでいるのなら、それでいいんです。それが「自分らしさ」なんです。

Tさんも、とことんご自身の心の声に従ってください。それを続けていれば、女性としてに限らず、Tさんの存在そのものをTさん自身が受け取れるようになり、周りからの対応も変わってくると思いますよ。

◇◇◇


てな感じでお伝えしましたが、実はもっと根源的なテーマがTさんには隠れていると思うんですよね。それに関しては、また次回か別の機会に記事にしますね。

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今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
日々是感謝♡あや


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