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20/21シーズン冬メルカートまとめ

1月のメルカート期間も終わったのでミランの1月のメルカートについてまとめてみたいと思います。

獲得

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マンジュキッチ 1986年生まれ 国籍クロアチア

ユベントスからカタールのアル・ドゥハイルに移籍するも半年で退団しフリーになってた所を獲得、フリーだったので移籍金は0。

元々ミランの獲得リストになかった名前だ代理人からの売り込みがあった、半年以上所属クラブが無く状態が不安視されたがマルディーニが直接本人と話し合い問題無いと判断し獲得にいたる、契約内容は半年契約で1年の契約延長のOPが付く、このOPはミランがCLの出場権を獲得すると自動的に行使される、年俸は半年で180万€で契約が延長された場合の年俸は350万€とされている。

年俸は高額だがイブラの控えを必要としていたミランからしたら高さとフィジカルの強さがありポストプレーヤーとしての働きができ守備にもハードワークができるマンジュキッチの獲得は非常に大きい、ユベントス時代にはアッレグリにサイドでも使えるように仕込まれているので選手層が厚いと言えないミランからしたとてもありがたい存在である。

加入前はイブラと上手くやってけるのかが疑問視されたがイブラ本人が獲得するようにフロントに進言し、マンジュキッチもイブラの事を憧れの選手だとし問題無さそうであるマンジュキッチはオフの日にもミラネッロでトレーニングしていたりとおそらく根っこの部分でイブラと気が合うのだろう、反グアルディオラという共通点もある、イブラ以外の選手だとヴォルフスブルク時代の同僚であるケアーと代表時代のチームメイトのレビッチといい関係であるようだ。

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メイテ 1994年生まれ 国籍フランス/コートジボワール

トリノより買取OP付きレンタルで獲得、契約内容はレンタル料50万€+買取OP800万€+ボーナス150万€で買取OPを行使した場合最大1000万€になるとされている。

フィジカルと運動量を活かしたボール奪取と守備が売りの選手だったが、所属元のトリノでは今シーズンから足元の能力が要求されるサッカーをするジャンパオロが監督に就任しメイテも適用しようとするも無理にパスを通そうとしたりボールを運ぼおとしミスを連発し評価を暴落させていた、尚ジャンパオロはメイテ移籍ご直ぐにトリノを解任されている。加入1シーズン目はマッツァーリの下で素晴らしプレーをしていただけに勿体無い、逆にミランはそこに目をつけてケシエの控え問題を解決する為の獲得であろう元々ミランのチーフスカウトを務めるモンカダがモナコ時代に発掘した選手であるためメイテの事についてはよく知っていた思われる。

加入後直ぐにカリアリ戦でデビュし評価も良かったがその後不慣れなポジションで起用されたアタランタ戦と本職のポジションで起用されたコッパイタリアでのパフォーマンスは散々なものであった、能力自体は高い選手であると思うのでここからELが再開され過密日程になるのでまずはターンオーバーで起用されるであろうELで評価を取り戻して欲しいところである。

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トモリ 1997年生まれ 国籍イングランド

チェルシーより買取OP付きレンタルで獲得、契約内容はレンタル料100万€+買取OP2800万€元々狙っていたシマカンが怪我で長期離脱した為ターゲットを変更し獲得に至った。トモリはチェルシーの下部組織出身でチェルシーへの愛着が非常に高いが今シーズンは出場機会を得る事ができていなかった、そんな時マルディーニに勧誘され本人もフットボール史上最高のDFであるマルディーニにからの勧誘が移籍の決め手になったとし、他にもチェルシーでの同僚であるチアゴ・シウバにもアドバイスを貰って移籍を決断した。

ミランでも既にデビューを果たしており持ち味のスピードを活かした前にでる積極的な守備とビルドアップでの高い貢献度で買取OPの額は非常に高額だがそれに見合った能力を持っており早くも買取を望む声が多い、加入前のトモリの評価はカタログスペックは高いがDFとしての経験がまだ低く守備が軽かったり無理なパスを通そうとしてのミスが多いなという評価だったがミランでのここまでのプレーは非常に安定している、何よりセリエという環境はトモリが成長するのに適した環境と言える。

放出

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コロンボ 2002年生まれ 国籍イタリア

今シーズン終了までレンタルでクレモネーゼに移籍、現在クレモネーゼの強化を担当するのは元ミランSDのブライダでありミランとの繋がりがあるクラブである。

シーズン序盤はELを中心に出場機会を得ていたがピオーリを納得させるプレーができなくイブラの代役も本職でないレビッチが務めるようになり最終的にはマンジュキッチの獲得が決まり経験を積むためにレンタルに出る事が決まった、まだ18歳で有望な若手選手なので成長して帰って来て欲しいところである、買取OPもついていない事からもフロントから期待されてる事が分かる。

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コンティ 1994年生まれ 国籍イタリア

パルマが残留に成功した際に700万€で買取義務になるレンタル移籍でパルマに移籍。当初はフィオレンティーナへの移籍が濃厚とされていたが恩師が居て残留の為に大量補強を行なったパルマへ移籍することになった。

ミラン加入後は怪我が多く期待通りの活躍ができなかった、昨シーズンはRSBのレギュラーを務め今シーズンも開幕前はコンティがレギュラーと予想されたが怪我で離脱している間にカラブリアが圧倒的なパフォーマンスを見せ不動の存在になりポジションを失ってしまった。ミランではとにかく怪我に泣かされ続け本人にとって辛い時期であっただろうが常にミランのことをリスペクトしプロとして振舞っておりミラニスタからの人気が非常に高い選手である、パルマを残留に導き今後のキャリアを切り開いて欲しい。

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ドゥアルチ 1996年生まれ 国籍ブラジル

買取OP付きレンタルでバシャクシェヒルに移籍、買取OPの設定額500〜550万€

加入後に直ぐに怪我で離脱してしまいその間に構想外になってしまった、移籍後はレギュラーとしてプレーしているので買取OPを行使されるのを期待したい。

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ムサッキオ 1990年生まれ 国籍アルゼンチン

移籍金100万€でラツィオに移籍、パルマやジェノアへの移籍の噂もあったがアルゼンチン代表への復帰を目指しCLで勝ち残っているラツィオへの移籍を選択した。

ミランでのCBとしての序列は本職SBだったカルルより下の5番手で事実上の構想外だったがチームへの不満を言うこともなく怪我人が続出し出番が回ってきた際には質の高いプレーをしまさにプロの鑑である。

まとめ

今回のメルカートは獲得では手薄だったCB、DMF、CFWにそれぞれ移籍金をかけることなく実力者を獲得し全体の選手層を厚くすることに成功した、放出では経験を積ませる為にコロンボのレンタル移籍意外にも構想外ドゥアルチ、ムサッキオ、コンティの放出しコストカットに成功し放出、獲得ともに満足のいく成果を上げることができた、Gazettaのメルカートの採点でも全体トップの評価である8点である。


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