京都・グアダラハラ市姉妹都市提携40周年記念 [第6回 フィエスタ メヒカーナ 京都]
昨年2020年、9月20(日)に予定されていました、京都・グアダラハラ姉妹都市提携40周年記念「第6回 フィエスタ メヒカーナ 京都2020」はコロナ感染予防の為延期され、今年2021年3月27日(土)に、桜満開の南禅寺界隈の、京都市国際交流会館、玄関前広場にて開催されました。当日は天候にも恵まれ、又感染症も京都市は陽性者が1日10名前後の落ち着いた状況でしたので、皆様の自粛疲れの反動からか、又入場無料でしたので、12時開始の1時間前より大変な人出となりました。事前の準備段階では、屋外である事から、京都の春の雨はメキシコのスコールの様に降り出したら簡単には止まない時もあり、人出が全く予測できず、かといって感染予防対策をおろそかには出来ず大変苦慮致しました。運営スタッフは私を含めて13名、会館とはコラボ企画の形で、館長を始め職員の方にも、保安にご協力頂きました。
緊急事態宣言は1週間前に解除された事も有り、南禅寺界隈の風光明媚な場所に位置し、屋外である事から、換気の心配は少ない状況の中、観光客の皆様も陽気な演奏とメキシコさながらの、楽しい会場の雰囲気で、吸い込まれる様に来場されました。
「三品國男&マリアッチ ニッポン」によるグアダラハラ発祥の世界文化遺産であるマリアッチ演奏に始まり、午後1時30分よりは、在日本メキシコ大使館、メルバ・プリーア大使様、京都市 門川大作市長様のご祝辞を頂き、その後は京阪神在住のメキシコ人を中心としたメキシコ民族舞踊グループ「NAHUI」による舞踊、メキシコ人男性ギターと日本人アルパ奏者による「La Fiesta」のステージで午後6時30分迄、盛り上がって行きました。
近年、大阪、東大阪、箕面等で行われていました、メキシコ関連イベントはこのコロナ禍の中で、全て中止されていましたので、今回は京阪神に在住する中南米の人達の来場も相当数になりました。ご挨拶終了後、40周年記念事業関係者や「 フィエスタ メヒカーナ 京都 」の主催関係者と、メルバ・プリーア氏、門川市長との面談が有り、「フィエスタ メヒカーナ 京都」の開催や、他の40周年記念事業に対して感謝を告げられ、両市の今後の交流が更に深まる事を希望します、とのお話が有りました。 会館ロビーではグアダラハラ市の市長様より送られてきたVTRで40周年のお祝いメッセージが開催時間中、繰り返し流れていました。
会場では時間が経つにつれ、メキシカンビール・テキーラの余勢も加って、益々盛り上がりを見せ、用意したパンフレット2000部も早くに無くなりましたので、総入場者数は2000人を遥かに超えました。その後、協賛団体である記念事業実行委員会の横山卓哉実行委員長のご挨拶や、メキシコ京都クラブの前会長で、フィエスタ メヒカーナ京都実行委員会顧問の石黒良次氏の御礼のご挨拶があり、フィナーレには出演者全員によるジョイント演奏で「La Golondrina」の合奏で幕を閉じました。日本を代表するマリアッチ・グループとして、マリキーターさんをリーダーに3回のグアダラハラ市に於ける「世界マリアッチ フェスティバル」への参加など、私なりにグアダラハラ市と係わってまいりましたが、京都とグアダラハラは似かよった所も多く、姉妹都市40周年を迎えた今、良いパートナーとして今後の交流がより盛んになる事を願っています。
これからも45周年、50周年とこのフィエスタがすこしでも京都市民とメキシコの民間交流の架け橋になれば、それに勝る幸せは有りません。
フィエスタ メヒカーナ 京都実行委員会 代表 三品國男