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10月29日オープンのatoaって知ってます?神戸のウォーターフロントがどんどん面白くなる。

あと2か月ちょっとでオープン予定の劇場型アクアリウム アトア(atoa)。アクアリウムとアートが融合した新感覚の都市型水族館。
神戸の中心地である三宮からなんとか歩いていけるウォーターフロント地区にできます。

サイトにもまだ多くの情報は載っていないので、とりあえずオープンしたら行ってみたいと思います。

神戸の特徴は多くの方がご存じの通り、海と山に囲まれた都市で、そこに神戸牛やパン、スウィーツなどの美味しいグルメが発達する、ある意味リゾート都市です。

平成25年から私が携わった、神戸の都心部のビジョンを描くプロジェクトの時にいろんなキーパーソンに話を伺いましたが、その一人であるダルビッシュのパパさん(神戸に住んでます)が神戸は世界有数のリゾートシティだよって言ってました。

市の仕事でアメリカ西海岸やヨーロッパでにぎわっている都市を視察に行ったんですが、今後発展する都市に必須なのは港湾機能だと感じました。シアトル、サンフランシスコ、ポートランド、バルセロナ、ジェノバなどを見た時は港町にたくさんのアクティビティが用意され、たくさんの人が集まり、街のにぎわいを作っていました。

こんな本も出ていますが、水辺があるってすごく大事。そして神戸には海があり港がある。しかも中心地三宮のすぐそばにあるっていうのはすごく良い地理的条件ですね。

しかしこれまでは神戸の港、とくに三宮の南側エリアは商用港だったので、海際は物流倉庫が立ち並び、海面のアクティビティは禁止。つまり市民にとっては眺めるしかできない海でした。

それが一転して再開発が進み始めています。

このサイトにも出ているように倉庫が取り払われ、ホテルや冒頭にあったアクアリウムが建設されています。さらにはアリーナが建設され、その前には水域を活用(つまりSUPとか)できるようになる予定です。

これは大きい話ですね~。どんどん進んで欲しい。

ちなみに余談というか嫌味なエピソードですが・・・
平成27年に私が携わって策定した「神戸の都心の未来の姿(将来ビジョン)」って冊子にはウォーターフロントの未来像(パース)が一枚描いています。

それがこれ、

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当時はここに物流倉庫があったんですが、そこの写真を加工して、屋外カフェにし、水面にヨットやボートを浮かべています。
最初に描いたパースではこの水面にもっとたくさんのヨットを並べてヨットハーバーの絵を描いていましたが、当時の港湾担当の偉い人に呼び出され「だめだ!描くな!」って怒られました。

当時はめちゃぶち切れていて、港湾担当は先のことを全く考えていない!とわめいていた私です(笑)
でも、後々考えたら港湾って結構調整がたいへんなんですよね~。商用の港湾にアクティビティ入れたら国に怒られたりするんでしょうね。だから当時の偉い方はいろんな調整事を頭に入れてNGだしたんだなって、最近は寛容に受け止められるようになりました。

秋田がちょっと大人になって丸くなりました…
あーでも、丸くなるってちょっとやだな…
尖っていくためにも新鮮な場に身をおく覚悟が必要ですね。

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