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建物が解体されると、そこに何があるか思い出せないね。解体される建物にお別れをするミューラルプロジェクト【Kobe Mural Art Project】

昨年実行したKobe Mural Art Projectの2号館ありがとうプロジェクト。
7月~8月の灼熱の期間で神戸市役所の2号館に3枚のミューラル(壁画)を描きました。

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が、取り壊しが進んできました。

すでに仮囲いに覆われていて春から見えなくなってしまっているけど、外壁は解体されていなかったので、見えないけどそこにはある、と言う感じでしたが、とうとう外壁も取り壊し始めました。

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2号館にミューラルを描くときに、「この建物が解体されるのでちゃんとお別れをしたかった」と語りました。

実際に解体され始めると、あれよあれよと言う間に建物が無くなっていく。
仮囲いに覆われた時点でもう風景からも消されてしまっているので、解体が終わって更地になってしまうと、もうそこにあった2号館がどんな建物だったのかもわからなくなってしまうんだろうな。

といことを思い返すと、昨年ちゃんと記憶と記録に残るプロジェクトができて良かったなと思います。

解体もだいぶ進んでいるのでもう数カ月すれば建物は跡形もなく消えてしまいます。その時にどんな思いがするんだろうなー。

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