不登校児の家族会「なずな」を始めたわけ
今更ながら、なんで動いてるのだろう?と考えてみました。
始まりは、3年前、子供が小学校に行かなくなって、、一人家に置いておくには心配な部分が多々ある。
けど、シングルマザーだから、働かないと生きていけず、簡単に休む事もかなわない。
学校以外の保育機能の場所を探して、相談した時、言われる言葉はどこにいっても大抵同じで
「お子さん寂しいんじゃないでしょうか?少しでいいので、子供さんとの時間を作って向き合ってみられたらいかがですか?」
そんなの百も承知。
頑張ってる。そんな言われたら、ただでえ、子供にかまえず申し訳なく思っているに、シンドくて相談に行きたくなくなる。
欲しい答えは、それじゃない。
発達グレーちゃんだから、放課後デーとか尋ねても、
「放デーは、学校あとの時間帯のものです。」
フリースペースのようなものは、当時、まともになく。
適応指導教室では、うちの子は適応外的な物言いで、学校を勧められる。
フリースクールは、その頃なかったし、あっても通わせるのにも資金的にアウト。
学校行っても、帰りたいのに、我慢を強いられて過ごすして、翌日以降、もう行かない。となったり。
ごまかしごまかし行かせても、体調悪いと訴えて、仕事で管理してるマンションの火災警報なってワタワタしてよーが、2,000万の契約をしてよーが、仕事中に電話がかかってお迎えをといわれる。
いろんな人から「学校行かなくてもいいんだよ!」と言われるけど。。
問題はそこじゃない。
学校に行かない間、子供を放置するしかないのか⁉️という話。
そんな中、在宅で仕事出来ないか、、と考えはじめたし、フリースペースが欲しい。って思って動き出したのがスタートでした。
学校行かなくても、ここがあるよ。ってものが安価であって欲しかった。
(行ったり行かなかったりで、フリースクールは向かない子も多い)
お金があれば解決するであろう事も多く。
「学校行かなくてもいいよ」と言ってあげるには、低学年だったりして1人家においておくのが不安な子供であれば、経済の問題も含まれてくる。
シングルでなくても、パートを辞めざるをえなくなるママ達は多い。
呼び出ししょっ中だったり、違う所に通うなら送迎いるし。
子供の不登校の具合や年齢によっては、働けなくなる。
仕事が子供かを選択を迫られる事がある。
という経済的問題があったりする
医療、福祉、学校、民間の連携がもっとあったらいいのに、、そういつも思っていた。どこに相談しても、たらい回しのような、堂々巡りで箸にも棒にもあたらない。
体調不良の息子と不登校のグレーちゃん、放置も出来ず、朝から夕方まで当たり前に出勤する事が難しかった時。
私自身が寝込んだ時も、、、、
相談したところで残念な事が重なっていって、そのうちに、公的機関には期待しなくなった。
今、市には教育委員会運営のフリースペースがあり、フリースクールもある!
3年前としたら、とても良くなった所はいっぱいあります。
だから、私が頑張る必要ないかな。と思う事はよくあります。そして、今は辞めてもいいのでは?って思う事も。
でも、、やっぱり、まだまだ足りない部分がある。
高校生以上の引きこもり化に対する支援はまだまだ皆無。
高校になったら、普通に学校行けるようになった。という子もいれば
中学から不登校になって、今引きこもって28歳です。なんてザラ
リストカットする子もいる
虐待のようになってしまう家庭もある
そういう家庭は、声もあげれてない。し、表に出てこない。
今までの心無い声かけや、的外れな支援に疲れて、支援離れをおこしてる人もいる。
いろんな状況、背景があるのに、義務教育期間は教育委員会に丸投げ。
医療的観点、福祉的観点も必要なのに。
医療、福祉、民間、社協、様々な連携は、まだまだまだまだ。
他の県に視察して参考にしてほしい。
どんなに残念かわかるはず。
今、義務教育下の不登校の入口の方々には、よい支援がいっぱい出来てきた。
子どもが不登校になってすぐは、多くの親は、なぜだろう?と悩み
問題の解決をはかろうとし、学校へ行けるように願い。
そして、しばらくすると、勉強の遅れ、進学。将来、働いて自立できるのか。心配になる。
もちろん、体調不良などがあれば、そちらが優先事項となってはくるが、始めは、体調よりも、学校へ戻す事や、学業の心配が多いものです。
不登校が長期化してくると、心配する部分が少し変わってくる。
子供自身、長くなってくると、自分はダメな人間だと自己肯定感が落ちやすく。メンタルも生活も崩れやすくなる。
リストカットする子もでてくる。
親にとっては、今までの心配よりも、子供の体調、生死が心配になってくる。
元気でいてくれたら、それでいい。と思ってる親にとっては、まだ不登校になったばかりの保護者さんの悩みは、羨ましいぐらいの悩みであり。
一緒に話をしてると、心がシンドくなる。
話を聞いてて、子供さん、そっとしてあげた方がいいよ。追い詰めてるよ。と言いたくても、話もしづらい。
不登校になったばかりの保護者さんからしたら、引きこもり、生死の話は、内容が重すぎて不安になる。
いろんな所で、いろんな人が集まったりして話を共有するものの、それぞれの立場の違いから、逆に苦しくなる事がある。
また、シングルマザーにとって時間を作る事は容易ではなく。そういった集まりにいく事が難しい。
支援は1ヶ所で全て網羅できるわけでもなく。万能ではない。
いろんなセーフティネットがいくつか重なることで網の目が細かくなり、取りこぼしにくくなる。
そんなこんな思うと、まだまだ渦中の私に何も出来ないかもれしないけど、やめられないんだなーー。
声はあげる事はできる。
何か届けばいいな。と願わずにはいられないのです。
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