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ネットショップ運営で知っておきたい「個人情報保護法」

【問題】個人情報保護について不適切な説明を一つ選べ

①個人情報保護法では事業者に対し、個人情報の利用目的の特定・公表を定義することを求めている
②改正個人情報保護法ではcookieを「個人情報」としている
③国内向けのネットショップであってもGDPR(一般データ保護規則)など世界の個人情報保護の動きについて知っておく必要がある
④ネットショップでは個人情報の取り扱い方(プライバシーポリシー)を記載しておく必要がある

個人情報保護法とは?

個人情報保護法とは、利用者や消費者が安心できるように、企業や団体に個人情報をきちんと大切に扱ってもらった上で、有効に活用できるよう共通のルールを定めた法律です。

個人情報保護法では、事業者に対し「利用目的の特定・公表」「適正管理、利用、第三者への提供制限」「本人の権利と関与」「本人の権利への対応」「苦情の処理」について、定義することを求めている。そこで、専用のページを作り、以下の項目について説明しておく必要があります。

・取引をする際に、どのような個人情報を取得するのか。
・取得した個人情報は、何のために利用するのか。
・取得した個人情報は誰が取り扱い、どのように管理するのか。
・取得した個人情報を第三者に提供できるのは、どのような場合か。
・個人情報についての問い合わせ先はどこか。

個人情報とは?


生存する個人に関する情報であって、氏名や生年月日等により特定の個人を識別することができるものです。また、個人情報には、メールアドレスや所属などで他の情報と容易に照合することができ、特定の個人を識別することができるものも含みます。

改正個人情報保護法では、cookieを個人関連情報として特定の個人と特定できない要素としています。ただcookieと他の情報を組み合わせて個人を識別できる場合は、個人情報となります。

他国の動きもおさえておきましょう

インターネット上でのビジネスでは海外のお客様とのやりとりが発生して、諸外国の法律の影響を受ける可能性があります。

また、海外の個人情報保護ポリシーが日本の個人情報保護法に影響を与えることもありますので、いまどういう点が問題になっていて、どういう方向性に動こうとしているのか?おさえておくといいでしょう。


GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)
GDPRは個人データやプライバシーの保護に関して、EUデータ保護指令より厳格に規定しています。

参考:
https://www.ppc.go.jp/enforcement/infoprovision/laws/GDPR/

CCPA(California Consumer Privacy Act of 2018:カリフォルニア州消費者プライバシー法 2018年)
CCPAとは、消費者(カリフォルニア州の住民)に 8 つのプライバシーの権利を与え、当該「消費者」の「個人情報」を処理する「事業者」( Business: CCPA 第 1798.140 条第 ( 項)に 8つの義務を負わせる法律です。

参考:
https://www.ppc.go.jp/enforcement/infoprovision/laws/CCPA/

本日の正解は②でした!

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