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夢から目覚めるのは誰なのか?


自分と思っているこの「自分」が目覚めるのではない

コース(ACIM/奇跡講座/奇跡のコース)はこの世界の夢から目覚めることを最終的な目的としています。

ただし、私たちが勘違いしがちなのが、自分と思っているこの「自分」が目覚めるのだと思っているということです。

そうではありません。

この「自分」が目覚めるのではありません。

この「自分」が完璧になるのではありません。

そもそも、この「自分(=私)」は実在していません。

この「自分」と思っている自分は、自分で作り出したニセモノの自分です。

それを、「自我」と呼んでいます。

この「自分」こそが幻想なのです。ニセモノなのです。

非二元の霊性の道を歩んでいくとき、私たちは、つい、この「自分」が目覚めるのだと大きな勘違いを起してしまうわけです。

そういうことに気付けるようになるために、コースはあらゆる言葉で私たちを導いてくれていると言うことができます。

目覚めるのは自分と思っているこの「自分」ではないということ。

この「自分」は自我であるということ。

コースの歩みにおいて、まずは、そのことを自覚/認識することが私たちに求められています。

そして、この「自分」の非実在性を受け入れられるようになることがその実践となっていきます。

そうなっていくにしたがって、私たちは「一歩下がって、聖霊に明け渡す」という実践ができるようになるといえましょう。


目覚めるのは誰なのか?

では、

目覚めるのはいったい誰なのか?

というなら、それは、この今も神のワンネスの一体性の中ですべてとつながっている「神のひとり子」が目覚めるのだということです。

ならば、

自分と思っているこの「自分」とは?

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1,349字
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