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アイデンティティーのシフト、そして真の知覚の修得を目指して

「肉体の自分」から「心の自分」へ

通常、私たちは、「自分は肉体である、自分は人間である」と当たり前のように信じています。

つまり、私たちはこの肉体の自分を「自分」だと自己認識しているわけです。

でも、コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)の学びが深まっていくにつれて、コースを学んでいるのは「肉体の(個人の)自分」ではないということが分かってきます。

それと同時に、それまですっかり見落とされていたもう一つの自己認識が思い出されていくことになります。

それが、コースで「心」と呼んでいる自分です。

その「心」は、時空の外からこの世界の夢を眺めています。

その「心」とは、この世界の夢を作り出した主体である者であり、コースでは、「夢を見ている者」と呼んだりもしています。

そのもう一つの自分こそが真のアイデンティティーだったのだと自覚していくことがコース学習者である私たちがしていくことであり、さらには、最終的に、その自覚を完全なものにしていくことを目指しているということです。

そのプロセスをアイデンティティー(自己認識)のシフトと呼び、そのシフトは、コースが正しく学ばれ実践していくならば、そのプロセスにおいて必ず私たちが経験していくものだということを知っておくと良いでしょう。

つまり、コースの学びが深化していくある段階で、「コースを学んでいるのは心の自分である」という認識が起きてくるということです。

それと同時に、コースを学んでいるのはこの肉体の「自分」ではないということも、はっきりと分かってきます。

いわゆる、「自分はこの世界の中にはいない」「私はいない」ということが自覚されていくということです。

自分は肉体ではなく、自分はこの世界の夢をでっち上げた「心」である、と。

その「心」の自分が、この宇宙物理空間の壮大な夢を作り出したのであり、そのすべてが自分の「心」の中で夢を見ているだけなのだ、と。

その「心」の自分は、毎瞬のように、自我の思考体系と同一化し続けていることを自覚/認識するようになります。

そのようにして、真のアイデンティティー(自己認識)が自覚/認識されるようになっていくということです。

実際は、そこからが本格的な学びと実践のはじまりだと言ってもいいでしょう。

というのも、その「心」の自分こそがコースを学んでいるのであり、そして、自我を教師とする代わりに聖霊を教師として選び直すという訓練をしていくのは、その「心」の自分だからです。

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コースをもっと深く理解していきたい方へ。コースの学びが進んでいくとどうなっていくのか?というテーマで、もりG自身が体現した実録レポートとして、一般には公開できないDeepな話が書かれているコラム集です。

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