「もう私には何もできません、もう私にはわかりません」という状態
絶望という名の祝福
コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)学習者である私たちが最終的に目指しているのは、自分の考えや価値判断のすべてを聖霊に明け渡すことができるようになることだ言うことができます。
しかもそれは、まるごと、でなければならないということです。
それは、自我から、そして自我が作り出した幻想のすべてから手を引くということであり、そのとき、私たちは自由になれるのだということです。
つまり、聖霊に全面的にゆだねるようになることこそが私たちが目的としていることであり、コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)はまさにそのような霊性の道であるといえましょう。
ただし、その道はそう容易いものではないということも知っておかなければなりません。
その歩みは、地道な学びと訓練を要するということです。
さらに言えば、
「聖霊に全面的にゆだねるようになる」ということがどういうことなのか?
そのことについて私たちはよくよく理解しておく必要があります。
というのも、
「聖霊に全面的にゆだねるようになる」ということは、
「もう私には何もできません、もう私にはわかりません」
という八方塞がりの状態になるということでもあるからです。
言い換えるならば、それが、神の教師の特徴でいうところの「開かれた心の状態」だということです。
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