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コース学習の一番の近道は?

コースが教えている内容を理解できるようになるために

コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)は実践的、実用的な霊性の道だと言うことができます。

ただし、その実践をしていくためには、コースの形而上学(理論)を理解していないかぎり、その実践などできるわけがないということは言うまでもありません。

コースが教えていることを理解することなしに、どうやってコースの実践ができるというのでしょう。

当然ながら、コースを実践していくには、コース形而上学のしっかりとした理解が絶対に不可欠だということです。

そうであるにもかかわらず、コースという霊性の道を歩むコース学習者にとって、なかなかそのことが理解されにくいといえましょう。

というのも、コースはとても難解で、そう簡単に理解できるようなものではないからです。

テキスト、ワークブック、教師のためのマニュアルを読んでも、最初から理解することはほぼ不可能です。

なにせ、そこに書かれている内容を理解するには、それ相当の学びと実践がなされてなければとうてい理解できるようなものではない内容だからです。

でも、コースの教えをしっかり理解して、実践していきたいと望んでいるコース学習者にとって、それを助けてくれるのがケネス・ワプニック博士が解説した教材だといえます。

とは言いましても、それでも学びはじめの段階においては、ケネス・ワプニック博士の解説する教材ですらも、理解するのは難しいといえるでしょう。

ですが、それでもコースが教えている内容を理解できるようになるためには、それが一番の近道であることには間違いないといえます。

ケネス・ワプニック博士以外にもコース・ティーチャーはたくさんおられて、そちらのほうが学びやすそうに思えたりしますが、でもそれでは、コースの内容を真に理解することから遠回りをすることになるだけだと、私の経験からはそう言うことができます。

なぜ、私たちは分かりやすそうで、学びやすそうなほうを選ぼうとするのでしょうか?

それは、コースの教えを自分が考えている枠組みの中で理解したいと思っているからです。

もっと正確にいえば、「コースを学びたくない、理解したくない」という「自我の防衛(抵抗)」が働くからなのだということです。

ケネス・ワプニック博士の解説する教材で学んでいくとき、そのことがどんどん明らかになっていくといえます。

曖昧に理解されているところが、どんどん明瞭になっていくということです。

というのも、ケネス・ワプニック博士が解説するコースはまったく曖昧さがないからです。

理解が明瞭になっていくこと、それは大事なことです。

なぜなら、それによって私たちはその理解に基づいた実践ができるようになっていくからです。

ただ、ここで述べていることは、ケネス・ワプニック博士の解説による教材でコースを学んでいくべきであり、それ以外は間違っているということではけっしてありません。

誰もが、必要なプロセスで、必要なところで、必要なものを学んでいるにちがいありません。

ですので、それはあくまでも、まわり道をしてきた私のコース学習の経験からの見解であるということです。

なにせ、さまざまなコース・ティーチャーと比べると、ワプニック博士の教材はもっとも分かりにくく、理解しにくいわけですが、、ワプニック博士の教材で学ぶのがコース学習の一番の近道である、というのが私の見解だということです。

(ちなみに、コースが教えていることが深く理解されていくとき、学びのプロセスがさらに先に進んでいくとき、つまり、進化した神の教師(アドバンス/上級者)としてのコースの学びの段階に入っていくとき、そういう段階のレベルにいる学習者にとっては、ワプニック博士の教材がとても参考になる内容がたくさんある(残されている)ということを申し上げておきます。)


何のためにコースを学んでいるのか?

コースを学んでいる目的は何なのか?

その目的をしっかりと明確にしておくことは大事です。

その目的がコースの教えている本来の目的とはちがったものならば、ケネス・ワプニック博士の解説を理解していくこともできないでしょうし、もっといえば、コースを学んでいくことすらもできないといえるからです。

その目的が曖昧なままであるなら、コースの学びにおいて迷妄にさまよってしまうことになりかねないということです。


そうでなければ、あなたの目的は分割され、あらゆる点で正反対の二つの救済計画に従おうとすることになる。それがもたらすのは、ただ混乱や悲惨、深い敗北感や絶望感だけである。(W-pⅠ.71.5:3-4)

奇跡講座/中央アート出版社


コースを学んでいこうと思うのであるなら、コースとはどういう霊性の道なのか?そしてその目的は何なのか?しっかりと明確にしておくことはとても重要だということです。

もちろん、コースの学びの初期の段階においては、まだ気軽に学ぶことができるかもしれません。

ただ、学びが深まっていくにつれて、これは多大な努力と意欲を要する道であることが分かってくるようになります。

本気で学ぼうという気がないかぎり中途半端な気持ちではけっしてコースを学んでいくことはできないと分かってくるということです。

なので、いずれにせよ、何のためにコースを学んでいるのか?というところに突き詰められていくことになります。

そこでコースの歩みを止めて、コースから離れていく人はたくさんいます。

でも片や、本気でコースを学んでいく学習者は、そこからいよいよその学びの階梯を上りはじめることになるといえましょう。

そして、そのようなコース学習者は、ワプニック博士が解説する教材の有益性を理解することになるでしょう。

そのようなコース学習者はごく少数ではあるものの、それでもそのような方々がおられることを私は確信しています。

なので、コースの学びを通して一元論のスピリチュアリティを探究しているコース学習者、本気でこの世界の夢から目覚めようとして真理を探究している方々にこのメッセージが届けば幸いです。


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