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「いまここ」という時間を超えた時間のない領域へ


リニアな時間軸上ではない「いま」

ノンデュアリティ(非二元)の真理から見るならば、この世界のすべては幻想です。

いわゆる、この世界は心のイメージによって作り出された影にしかすぎないということです。

それは、この世界、宇宙という「空間」のことだけを言っているのではなく、「時間」もそうだということです。

時間はあたかも過去から未来へとリニア(直線的)に流れているかのように知覚されていますが、それも幻想(イメージ)だということです。

そう、ノンデュアリティのスピリチュアリティを歩んでいるのであるならば、空間と時間という幻想から脱出するということは、それはつまり、リニアな時間軸から脱却するということであり、その脱出口(出口)とは「いま」なのだということを知っておきましょう。

それゆえに、ノンデュアリティのスピリチュアリティでは「いま」(今ここ/今この瞬間)へと戻っていくためのさまざまな試みをするわけです。

その「いま」とは、リニアな時間軸上ではない「いま」であり、それは時間を超えた、時間という概念のない領域の「いま」です。

そこには時間がないわけですから、つまり、「永遠」とも言い換えることができます。

いわゆる、真理でいえば、本当の私たち(真の自己)は時間を超えた領域、つまり、時間のない領域に属しているのであり、本来の自己はそういう(永遠なる)存在なのだということです。


いまここの平安にくつろげないのはなぜ?

悟り系やノンデュアリティのスピリチュアリティでは、「深刻になる必要はない、いまここの平安にくつろげばいい」というふうなことを提唱しています。

ただし、実際には、いくらそのような実践をしたとしても、ほとんど役に立たない、助けにならないといえましょう。

そのように感じている方々は少なくはないどころか、きっと多いはずです。

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