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コースを学んでいくとき、そこには確かにしっかりとした学びの階梯があります


コースの学びの階梯について

コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)を学んでいくうえで、その形而上学を理解していくことは重要どころか、必須であると言うことができます。

というのも、コース形而上学が理解できていないならば、もちろん、その実践などあり得ないのは当然のことだからです。

さらにいえるのは、だからといっていくらコース形而上学ばかりを知的レベルで理解していったとしても、日常の実践に適用していくということがなければ、コースが学ばれていくことはけっしてあり得ないということです。

言葉上の知的理解だけでは、真に学ばれていくことはありません。

コースの学びは、その実践なくしてはけっしてあり得ないということです。

このコースは、形而上学の「学び」と、その理解に基づいた「実践」の両輪で学ばれていくということを知っておきましょう。

ワプニック博士は、「コースを学ぶ」ことについて、こう述べています。

「この学びにはプロセスというものがある、つまり、学びの階梯があるということです。そして、私たちはその学びの階梯(はしご)を上っていく必要があるのです」と。

コースの理解が深まっていくと、ワプニック博士が云っていることが、たしかにもっともなことだと分かってきます。

コースの学びには確かに「階梯」があるのを実感するからです。

コースの学びのプロセスを「階梯」の喩えで言うとしたなら、「まず一番手前の階梯に足をかけて、そして次の階梯に足をかけて、、、」というふうに一段一段、地道に上っていくようなものだと言うことができます。

上方の階梯へと足をかけていくその一歩が、形而上学の「学び」であり、そして、もう片方の一歩がその理解に基づいた「実践」だといえます。

それは、まさに一段一段でしか上っていくことのできない地道な訓練を要する階梯なのだといえましょう。

聖霊、またはイエスが、魔法か何かで、あっという間に階梯の最上まで連れて行ってくれるというものではないということです。

それは、自らが実践(訓練)していくことでしか成し得ないものだということです。

それでも階梯を一つ一つ上がっていくならば、下位の階梯からではけっして見えなかった景観が見えてくるようになっていきます。

そこには、たしかに、学びの下位の階梯にいたままではけっして知られることのない景観があります。

自分とは何者か?自分はどこにいるのか?何をしているのか?

ますます、それが明らかになっていくことになります。

このコース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)という霊性の道が正しく学ばれて正しく実践されていくならば、これは確実で、確かな道であるとことがますます確信となっていくことになります。

そうなるならば、当然、より妥協のない学びと実践になっていくといえましょう。


コースの学びの階梯を上っていくならば

コースの学びの階梯を上っていくならば、このコースは、自分の枠、想像、理解、考え、そういうものを超えていくものであることを実感するでしょう。

コースは非二元(一元論)のスピリチュアリティ(霊性の道)であるということは分かってはいたものの、まさかこんな道だったとは!?と思うほどに、それはまるで想像だにしなかった道だと分かってくることになります。

その壮大さと、スケールの大きさに、気づくようになるということです。

それは、誰もが実感することだといえるでしょう。

そうは言いましても、この私もまだ階梯の途上にいる学習者です。

これからもこの学びがさらに深化していくならば、つまりこの学びの階梯を上っていくならば、さらなる景観がそこに見えてくるのだろうと思います。

進んでいくにつれ、この道はかなり違ったものとなっていく。また、旅を続けるにつれて目前に現れてくる壮大さや、雄大な景観や、広々と開けていく眺望のすべてについて、あらかじめ知ることはできない。だが、それらの壮麗さは先に進むにつれて言葉に尽くせぬ高みにまで達するとはいえ、そうしたものでさえ、この道程が消滅してそれと共に時間が終わるときに待っているすべてに比べれば、その足元にも及ばない。 (M-19.2:5-7)

奇跡講座/中央アート出版社

コースが教えていることの理解が深まれば深まるほど、その階梯は、ますますはっきりとしたものに見えてくるようになるといえます。

そしてそれが、さらに階梯を上っていくモチベーションとなります。

逆に言えば、その階梯が見えてこないならば、それは、行く当てのない漠然とした学びとなってしまうことでしょう。

そうならないためにも、しっかりとコース形而上学を理解していくことが必要不可欠であると言わざるを得ません。

この note コラムでは、私自身がコースを通して体現していっている学びの階梯のプロセスについて、あれこれここに書き綴っているわけですが、

これが、本気で真の自己を思い出していきたい、そして、コースの学びの階梯を上っていきたいと思っているコース学習者の方々にとって参考になれば幸いです。


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