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【ドローン申請レポート04】:2回目の包括申請は独自マニュアル

もうすぐ屋外での初飛行から1年。包括申請の期限まで2ヶ月を切ったので、準備をはじめる。


■独自マニュアル

1年目は諦めたが、今年からは独自マニュアルにする。
仕事を含めると、この1年で飛行申請は4回目(独自マニュアルは2回目)。
これまでに多くの落とし穴に落ち、寿命が縮む経験もしたので、苦手意識はだいぶ薄れている。

標準マニュアル02をベースとし、以下項目にアレンジを加えた。

・風速規制
・無人地帯の補助者
・夜間の第三者規制

■4/11(木)DIPS2.0で申請。
機体はmini3pro2台とinspire1。補正指示よ、来るなら来い。


■4/16(火)補正指示
どれどれ。

現在添付いただいている飛行マニュアルについては、航空局標準マニュアルに準拠した基準となっていないため、認められません。

補正指示より一部抜粋

なぬぅ〜??

いやいやいやいや、最新の02を元にしてますから。
申請では、このように想定のはるか斜め上からの指摘もよくある。

しかし、本文全体を何度もよ〜く読むと、変更を加えた「特定の箇所」だけがNG、と都合よく解釈することもできる。

特定の箇所とは、ダメもとで書いた「無人地帯の補助者無し」
機体登録が「プロペラガード無し&補助者あり」なので、補助者の矛盾を指摘された。
プロペラガードを付ければ申請に通るかもしれないが、mini 3 proにそれを付けたときの弊害は、以前の記事でたっぷり書いた。

行政書士事務所ならノウハウを持っているかもしれないが、この項目はあきらめることにした。
該当部分をカットして、その日のうちに再提出。


■4月18日(木) 「許可書発行」

あら、もう終わり?早い。

■4月19日(金) 「手続終了」

仕事では、多くの場合個別申請すると思うので、この包括申請が役立つのはきっと普段の屋外練習。
今までよりも若干自由度は上がったが、基本的に今後も「標準マニュアル02」を守る。独自マニュアルは、万が一のための保険のようなもの。


■包括申請情報のニーズについて

僕のnoteのダッシュボード(アクセスの統計)を見ると、申請に関する記事は常に一定数のアクセスがあり、結果として全体の上位に来る。それだけ情報に飢えた人が多いことがうかがえる。

独自マニュアルについては、noteで売っている人すらいる。しかしそれを買ったとしても、DIPS2.0を使う以上、落とし穴が全て埋まるわけではないと言っておく。

つたない経験を全部さらけ出したいところだが、全国の行政書士さんから背中を刺されそうなのでやめておこう。

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