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【人生のほんの1日】20230929 ピアノレッスンday

今日の午後はいつものようにピアノレッスンでした。

午前中は、来週行われる植栽工事用の樹木を農場に仕入れに。その他、繁忙期の園芸店業務も忙しいのでレッスン前に頑張っていろいろこなしました。

10月はSNSのピアノ同好会発表会も迫っていて、11月にはピティナステップ本番やコンクールの2次地区本選などもあるので、今日のレッスンは、いつもの練習楽曲と共に本番に向けての通しレッスンなどもしていただきました。

その他 今日のできごと。
ちなみに今日は、昨年から大ハマりで全巻一挙読破した漫画「ベルセルク」の新刊発売日でした。

2021年に原作者の三浦健太郎先生がお亡くなりになり、これまで積み上げてきたストーリーが未完で終わってしまうのか危惧されましたが、三浦先生から生前に全てのストーリーを聞かされていた唯一の人物である漫画家 森恒二氏の監修のもと、連載が再開されていました。

三浦先生ご本人の手によるものではない続編になりますが、三浦先生の頭の中には完結までの壮大なストーリーはできていて、それを知る人物により引き続き完結に向けて連載が継続されることは、本当に貴重なことですよね。
出版社・スタッフの方々に感謝感謝です。

そういえば、amazonやネットでは『もはや三浦先生の手によるものではなく、作画の緻密さ迫力といった雰囲気が違ったり、セリフが少なくて全く別物』というような悪みのレビューも多く散見されますが、作者が故人となってしまった以上、そんなことを言ってもどうなることでもなく、無粋・不毛だなと思いました。
行き過ぎた本物志向、ないものねだりです。

この物語が道半ばで断絶せず、全てのストーリーを知る唯一の人物により物語の続きが日の目を見ていくことだけでもありがたいし、作品の継続を喜び・楽しみにしている人も多い中で、その稀有な機会を好意的な視点から見ることができないのは残念と思いました。

たとえ続編が「これまでと違うな」と思うのであれば、別に声高にアピールしなくてもよいので、各個人の判断で、今後続きを読まなければいい話ですよね。
原作者が亡くなっている以上、三浦先生による続編はもう出ることはないので。

モーツァルトの未完絶筆となったレクイエムが、(なにはともあれ)モーツァルトの弟子・助手のジュースマイヤーによりの補筆完成されず、モーツァルトの真筆による未完状態のままであったら世界の皆が幸せだったのでしょうか。

たとえ他者による補筆版だとはいえ、現代においてモーツァルトのレクイエムの全曲を聴けることに幸せを感じる人は数多くいると思います。私もブツっと終わる未完成状態をある種の絶望的傷みを感じながら聴くよりは、(なにはともあれ)全曲完成した形で聴けることを幸せに思います。

もちろん同時にモーツァルトの真筆により完成されていたら、どんなに素晴らしい全曲版になっていたのだろうという、ないものねだりや夢想も感じますが、ともあれ、原作者の遺志を受け継ぎこの偉大な楽曲を未完で終わらせることなく完成させてくれた人物の仕事もまた偉業だと思うのです。

「ベルセルク」も、もちろん三浦先生の手でラストまで完成させられていれば、それは本当に素晴らしいことだと思いますが、今となっては叶いませんもんね。

原作者により物語のラストまでの道筋を知らされた人とこれまで作画を支えてきたスタッフの手で物語が今後も進むということだけでもありがたく・素晴らしいことです。

原作者の遺志を継いで偉大な作品を描き進めていく、その重責を背負ってくれた現製作陣に感謝の気持ちしかありません。

話が逸れまくりましたが
そんなこんなで今週のレッスン記です😅

【ツェルニー30番 19、30番】

19番は(さほどうまく弾けていませんが一応)合格😅💮
もう1曲は、私的にとっつきやすそうな順にやっていこうかなと思い、まずは両手スケールの練習曲30番を弾いてみました。
ほぼ弾けたのですが、もう1週やってみましょうということで、来週は30番ともう1曲選んでやります。

【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード
1-1 ファンキー、1-3 ボレロ】


ファンキーは先週の詳細レッスンが奏功して、これまでよりもステージアップした感じで弾けました。

ボレロはまだヨタヨタですが、ゆっくりでも多少間違えても止まらずに通せるように弾きました😊

【ベートーヴェン 
創作主題による32の変奏曲】

全曲通して弾きました。
まだまだ全然未完成ですが、先生的には「太田さんがどう弾きたいかは回を重ねるごとによく伝わるようになってきていますよ」とのことでした。

【ショパン バラード第2番 op.38】

今週はお休み。お休み続きになってきたので、来週からはこの曲にもレギュラーメニューに復帰させたいと思います。

以下、コンクールおよび年内の舞台曲シリーズ。

【スクリャービン エチュードop.2-1】

この曲はSNSの同好会発表会やピティナステップやコンクールの2次地区本選などいくつかの本番で弾く予定です。

本番用仕上げで、暗譜で表現も自身の感情も最大限盛り込んで弾きました。


【コンクール用の新曲3曲 モンポウ「前奏曲第7番」、 ドビュッシー「燃える炭火に照らされた夕べ」、 ファリャ「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」】

コンクールの2次地区本選では、前出のスクリャービンをメインに、大人っぽく、多彩で、かつまとまりのある小品3曲のプログラムにしたく、熟慮して新曲2曲モンポウ「前奏曲第7番」、ドビュッシー「燃える炭火に照らされた夕べ」を選びました。

が、プログラム3曲めがまだ考慮の余地あると思われ、ドビュッシー「燃える炭火に照らされた夕べ」と 新しい候補曲 マヌエル・デ・ファリャ「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」を練習し、どちらか一方を使うように方針転換しました。

新たに選んだ ファリャ「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」は、もともとギターのために書かれた曲ですが、作曲者自身によるピアノ版もあります。


この曲のラストでは、私が1次予選で弾いたドビュッシー「グラナダの夕べ」のラストのフレーズが登場するんですよ。

本コンクールでは、1次と2次も同じ先生が何人か重複で審査する場合があるので、1次2次を通して、ドビュッシーのグラナダで始まりドビュッシーの墓の捧げたグラナダで終わるプログラムを楽しんでいただけると嬉しいかなと。気だるいギターの響きを感じさせるように演奏できたらいいなと思います。

今日のレッスンでは、まだ譜読みも終わっていないので、楽譜に書かれた独特の記号の奏法などについて先生に教えていただきました。

モンポウの「前奏曲 第7番」は、モンポウというよりはメシアンのような現代っぽさが神秘的な1曲です。

この曲は概ね暗譜70%くらいの進捗度でしょうか。
3ページの楽曲ですが、私的には2ページめの暗譜がまだできず、そこの攻略が今後のキーになりそうです。

演奏内容的には「先週よりも進化していますし、すでに太田さんが表現したいものが十分に感じられるように弾けてるので、技術的に問題なく最後まで弾き切れれば大丈夫ですね」とのこと。


ドビュッシーの「燃える炭火に照らされた夕べ」は2001年に発見された遺作で、ドビュッシーが亡くなる前年の1917年に作曲されたとされ、史実的にはドビュッシーが生前最後に書いた作品です。

この曲はまだ暗譜のステージに至らないのと、私自身、まだどう表現したいか固まらない部分も多いので、まずは物理的に淀みなく弾けるように練習を進めています。



【ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番】

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願わくば、2024年年明けのコンクール本選決勝はこの2曲を弾きたいなと思っていて、2次の3曲に続いて弾きました。

今週は3番の暗譜と表現の仕上げ練習をしていて、レッスンでも私的にかなり満足度の高い演奏ができました。

4番は暗譜がまだできない中間部の6小節の部分がゆっくりになってしまうのですが、今週は4番の練習も頑張ったのでかなり進化がありました。
先生も「いい音が出ていてとても良かったです」と。

私も先生も同意見なのですが、この曲は「嵐のように激しい超絶技巧曲」という感じではなく、「少し遅めでも叙情性や心の叫びを表現して伝えたい曲」です。
技術的に弾けるようにするのは前提なのですが、その上でしっかりと表現豊かに演奏したいです😊

【ドビュッシー 版画より「塔」、「グラナダの夕べ」】

SNSの同好会の発表会を「グラナダの夕べ」でエントリーし、年内のピティナステップでは「塔」を弾きます。

なので、今回はエントリーした各舞台プログラム
「グラナダの夕べ」+「スクリャービン op.2-1」、
「塔」+「ラフマニノフ 楽興の時3番」
のセットで仮本番通しをしました。

この4曲は、私的には相当練習を積んできたので、どちらのセットもかなり自分らしい表現でほぼ満足できる演奏ができました。

グラナダの夕べは、福間洸太郞さんのギターライクな表現がとてもスペインの雰囲気が感じられていいなと思っています。


その他、今日のピアノ練習

【初見練習 スクリャービン  ピアノソナタ第2番、ドビュッシー「水の反映」】

スクリャービンは第1楽章最後まで読み、続いてドビュッシーの「水の反映」を1ページ半読みました。


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