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Beautiful World / poetry

友人の家に行くと
ソファで猫が眠っていた
となりに座ると
少し身動きをして
前足で顔をかくした
丸くなった背中をなでる

ここへもらわれてきたのも 偶然じゃないけど
それ以上に大切な日々があって
君が 世界を信じてるって
本当だと思う

会社にいても 家にいても
いつも
身の置き場のなさを感じていた
笑っていても
本当には
ここにいてはいけなくて
今にも誰かが
出ていけと言うんじゃないかって

安心して眠れるところ
どれだけいても
声をあげて泣いても
誰にも責められないところ
私にさえ
そんな場所があるって
思って いいんだとしたら

起きあがった君が
めずらしくひざに乗ってきて
毛づくろいなんかするから
涙をこらえきれなかった

たどり着けなくてもいい
どこかにあるなら それでいい

私は世界を信じる

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